『恋の媚薬』

「お茶にしない?」

貴方はそう言って微笑む。二人で飲むお茶は美味しくて、楽しくて、

私はいつしか貴方を好きになっていた。

彼とお茶をするようになって2ヶ月がたった頃、私は彼の前で呼吸を止めた。

お茶に溶けていたのは恋の媚薬ではなく、命を奪うための毒。

少しずつ蝕む毒は、恋の味がした。

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