縁結びの神様は赤い糸がお嫌い

作者 百川 凛

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★★★ Excellent!!!

『三本目:ゆびきりげんまん』まで読んでのレビューとなります。

人々の『縁』を結ぶのが仕事である女神、結神と、その部下である生駒、そして二人の勤務地である『恋結神社』を訪れる人々たちが繰り広げる物語です。

ここまで書いてしまえば普通の恋愛にまつわるお話のように思えますが、しかし最初の数話を読めばわかる通り、この結神様というのがまた、ものすごくひねくれ者なのです。
「自分に相手がいない」ことを僻み、参拝者の願いに「賽銭が少ない」などと難癖をつけては仕事をサボってばかり。
そんな結神様にあの手この手で仕事をさせようとする生駒の苦労はもう、図り知れません。

そんな二人や、そして時に他の神も加わっての丁々発止のやり取りが笑いを誘う一方で、神社を訪れた人たちの恋模様であったり、結神様のただ性格が悪いだけではない部分だったり、そういったものが繊細に描かれていて、とても素敵な物語だな、と感じました。
次に結神様が結ぶのは、一体どんな縁なのか。楽しみにしながら続きを待たせて頂きます。

★★★ Excellent!!!

1本目:いちご飴は恋の味 まで読みました。

あらすじにある通り、性悪な神さまが嫌々ながらも縁結びをするお話です。
神さまと部下が不毛な言い争いを繰り広げるのに対し、悩みを抱えてやってきた子たちのお話はとっても甘酸っぱいお話になっています。
…人によっては、結神様と同じ感想を抱いてしまうかもしれませんね。

それにしても後半で名前だけ登場したあの人(ネタバレにならないように遠回しに書いてます)は、その後どうしたんでしょう…。ちょっと気になりました。


追記
最後まで読みました。
2~4本目も、思わずニヤけてしまうような恋愛のお話で、面白かったです。
特に3本目のお話は、王道ながら……王道故に、涙が零れそうでした。

恋愛物が好きな人にはオススメの作品です。