第329話留守番組のひととき
アオイ:今川義元さんの協力によって市街地の一部が明らかになり。それを元に市街地探索チームが編成され、各々探索を開始しました。そんな中、留守番組のあの子達は何をしているのでしょうね♪
上陸から1時間後リンネ島港区ホテル内
義元:ほっほぉ〜。これが地獄の宿かえ?なんとも雅なものよのぉ〜♪
リタ:じごくじゃなくてまかいだよ、よしもとおねえちゃん。
義元:ムム!麻呂は女子ではないでおじゃ!
小雪:でもからだはおんなのひとだべ。
リタ:リタしってる。こういうのを『せいどういつせいしょうがい』っていうんだって。
義元:せ、せいどういつ・・・なんだって?
ハル:性同一性障害とは心と身体の性別が一致しないというもので、例えれば心は男で身体が女というものです。
義元:う〜ん。麻呂の場合、魂が男で身体が女子じゃから・・・およ?似たようなものでおじゃる。
ちびっ子3人:おじゃる♪
ウグイス:あん?
杏:どうしたですか?
ウグイス:あ〜・・・いやね。なんか外からただならねぇ気配がするんですわお姫さん。
杏:う?
ソロモン王:主人よ、地上に何やらゾロゾロと集まっているようだぞ。
窓から下を見下ろす
リタ:て、てんし!
窓から逃げるリタ
フレイラ:こっちです、師匠!
リタ:フレイラおねえちゃ〜ん!
フレイラ:もう大丈夫です。私がついておりますよ♪
小雪:オラたちもいるべ!
杏:だいじょうぶです!
リタ:うん!
フレイラ:2人共、外を見たい。師匠を頼む。
杏:こっちです!
窓から下を見下ろすフレイラ
義元:アレは何でおじゃ?
フレイラ:あの軍服、あれは旧天界軍のものだな。しかもこの世の者ではない。
義元:天使、天の使いといったな。アレは天の民かや?
フレイラ:いや、あれは貴様の時代で言うところの足軽達だ。
義元:という事は総大将がおるでおじゃるな?
フレイラ:ああ、統率のとれた動きから察すればそうなる。しかしよくわかったな。
義元:これでも大軍を率いる大名ぞ。見れば一目でわかるでおじゃ♪
フレイラ:フッ、流石は街道一の弓取りだな。
義元:しかし、今にも攻め入る勢いでおじゃるな。アレは総大将を討てば良いのかや?
フレイラ:うむ。軍を率いている総大将を討ち取れば動きは止まる。その隙に私が全員冥界に送る。
義元:なら麻呂に任せよ!じゃが、天の御使とはいえ
フレイラ:その弓矢を私に掲げてみろ。
義元:ん?こうでおじゃるか?
弓矢を掲げる義元、その弓矢に神聖力を注ぐフレイラ
フレイラ:これで良い、これで天族の亡霊を確実に仕留められる。だが本当に大丈夫か?かなり距離がある上にあの数だぞ。
義元:大丈夫でおじゃ!もう総大将の目星はついておじゃ♪
ホテル最上階から見下ろす義元
義元:さあ!牛若丸が如き軽やかにして、那須与一が如き弓の腕しかと見よ!
狙いを一点に定め矢を放つ義元その矢は見事旧天界軍総司令官の亡霊を射抜く
ウグイス:うっそだろ⁉︎あの高さから総大将を見付けただけでなく見事に命中させやがった!
小雪:よしもとおねえちゃんかっこいいべー!
杏:すごいです!
リタ:すご〜い♡
フレイラ:さて、あんな人間ごときに良い格好させられないな。師匠にお褒めの言葉を頂くのは・・・私だ!
巨大な魔法陣が旧天界軍の亡者全員を囲む
フレイラ:戦に敗れ亡者と化せし哀れな者達よ、我冥王ハデスが名において命ずる。冥界に還れ!
魔法陣の中に引きずり込まれ消える旧天界軍の亡者達
杏:おお〜!
小雪:きれいさっぱりいなくなったべ♪
フレイラに近づくリタ
フレイラ:師匠?
リタ:かがんでほっぺだして。
フレイラ:こう・・・ですか?
フレイラのほっぺにキスをするリタ
リタ:ありがと♪
フレイラ:うおーーー‼︎あ、有難き幸せ♡
義元:一仕事終えて戻って来てみれば何をしてるでおじゃ?
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