第172話VSフローズンダスト連邦(後編)
表裏両舞台共に激戦の末勝利したシルフィード姉妹。ここに終戦を迎える。
魔界時間13:00 シルフィード王国・フローズンダスト連邦国境フロス盆地
審判:それではフローズンダスト連邦アイゼンフリーズ大統領。鉱山都市ロックフリーズのエリアフラッグとフロストラ州知事ローラ・ロールベルツ嬢の進呈を。
クラウド:見事だった!まさか我が国の大将ウィンストン・チャーチルに対しキューバ革命の救世主チェ・ゲバラでくるとは。しかもその所属先がウエポニア帝国とはな。更にUR級良心ランクSSS3人に攻められたらなす術なしだ♪
アリス:正直賭けでしたよ。
クラウド:妹を、そして仲間を強く信じ抜く者の勝利だな。完敗だ。
アリス:ザルダジア様の件は大統領閣下の奥さんの機転と娘さんのお陰ですよ♪
クラウド:いや。実際妹君が居てくれたこそのものだ。杏殿が見抜いていなければ人質に捕らえられ我々の命もなく、君の母君と我が妻間に合わなかっただろう。そして怒り狂ったザルダジア様により魔王界と貴国は完全な凍土と化し生命は絶滅していただろう。
アリス:アッハハ♪あの子凄く勘が鋭いから隠し事が出来ないんですよね。
武崎アナ:いやぁ、素晴らしい一戦でしたね。風間博士!
風間博士:そうですねぇ。一進一退の攻防にも関わらず常戦不敗のアイゼンフリーズ大統領を前に一歩も引かず闘い抜いて勝利したシルフィード王国は称賛に値しますな。
武崎アナ:以上現場からお伝えしました。スタジオにお返しします。
同時刻OHNテレビ 特設スタジオ
司会:風間博士。シルフィード王国は今後どういった展開を見せてくれるのでしょうか?
中央のモニターに映る現場の風間博士
風間博士:そうですねぇ。もしも更に国土を広げるべくかつての旧クラウント王国の様な伝説の超巨大大国を目指すなら新たに6カ国に挑む必要がありますね。
司会:と、言いますと?
風間博士:これまで闘った6カ国を含む12カ国の一部はそれぞれ元は旧クラウント王国の国土だったのです。旧クラウント王国滅亡後この台頭した12カ国が競う様にその領土を得たのです。
司会:という事は。これまで獲得した領土はもしかして元旧クラウント王国の国土という事になるのですか?
風間博士:狙ったのか偶然なのか。全て文献通り旧クラウント王国の国土です。
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テロップと共に番組のシメに入る司会
司会:残念ですがここでお時間となりました。次回はどの国と対戦するのか。今後のシルフィード王国に期待が高まりますね♪それでは皆さん。また次回お会いしましょう!
終戦後 王城戦勝パーティ会場
クラウド:それで、今後貴国はどうするつもりだ?
アリス:やっぱり目指すは超巨大大国ですよ!
クラウド:ならば新たに6カ国と対戦する必要があるぞ。
薫:そうだな。だが忘れるな。
クラウド:薫外相の言う通りだ。次の6カ国はこれまで闘ってきた我々6カ国とは実力上では格が違う。余裕のある内に袋井一派は火急的速やかに叩いておいた方が上策だ。
アリス:確かに。じゃあ次の目標は袋井耀蔵を『4界宇宙大法廷』に引きずり出し法の裁きを下す!だね‼︎
レイラ:証拠が欲しかったら言って!チャチャっとパクって・・・じゃなかった。失敬してくるから♪
ディアナ:何堂々とハッキング宣言してるのよアンタは。
シエル:やり方は兎も角。あんな奴はほっとくとロクな事ないからね。
善影:こちらも天聖銀行の嫌がらせには困り果てていますからね。
エリカ:天聖銀行とは言わずゴットフリー兄弟揃って法的に引っ張り出す必要があるわね♪
アリス:じゃ、天界の大掃除といこう!
会場に響く大歓声
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