第92話バンクフルト合衆国からの挑戦状
ゴルドラド遺跡より『無限錠』とその『鍵』を入手したアリス一行。城に戻った途端バンクフルト合衆国大統領ギリウス・G・バンクフルトから宣戦布告される事に・・・
遺跡調査終了翌日 魔界時間8:00 王城女王執務室
アリス:ふぃ〜、皆んなご苦労様。あれ?ソフィア姐さんは?
ヴィオラ:ゴルドラド遺跡を本格的に調査するため着いて早々に研究所に戻りました。
アリス:この国ソフィア姐さんの好奇心を刺激するものばかりだもんね〜♪
執務室中央モニターに映るシキ
シキ:マスター、バンクフルト合衆国より通信が入っておりますが、如何なさいましょう?
アリス:ええ〜!まさかもう嗅ぎつけたの〜?・・・わかった。繋いで。
バンクフルト大統領に切り替わる
バンクフルト大統領:お初にお目にかかるアリス殿。
アリス:こちらこそはじめまして大統領閣下。もしや『無限錠』の件で?
バンクフルト大統領:その通り。
アリス:お耳が早いですね。
バンクフルト大統領:銀行マンにとって『情報の鮮度』は何よりも重要ですからな。時が惜しい。無駄な探り合いはやめて単刀直入に言おう。貴国の『ゴルドラド遺跡』を賭けて国土争奪戦争を申し出る。無限錠とその鍵も合わせて。
アリス:では貴国には『ファンドレートシティ』を差し出していただきましょう。
バンクフルト大統領:魔界宇宙の3割の銀行が本店を構える。銀行都市か。そこに財政省を置くつもりだな?
アリス:ご名答♪彼処ほど適した都市はありませんから。
バンクフルト大統領:実にお目が高い、と言わせてもらおう。やはり私の目に狂いはなかった!ではこの宣戦布告、合意とみて宜しいか?
アリス:ええ、謹んでお受け致します。バンクフルト大統領閣下♪
バンクフルト大統領:では開戦の日取りは後日こちらから伝えよう。
アリス:はい。お待ちしております。
通信を切るバンクフルト大統領
ヴィオラ:『想定内』ですね♪
アメリア:まさか本当に今日宣戦布告してくるとは。
アリス:薫姐さんの読み通りだったね♪
薫:アリスの決断力あっての事だ。私は自分の案を進言したに過ぎない。
アリス:それじゃ、開戦に向けて準備するよ♪
麗華:ファンドレートシティ・・・彼処の市長は確か・・。
アリス:ん?どったの、麗華ちゃん?
麗華:へ?あ〜・・・なんでもあらへん。こっちの事や。
アリス:ふ〜ん?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます