第13話深淵の森の謎
国土争奪戦争で見事勝利を収めたシルフィード王国。100兆差のある超大国を僅か1000の最小国が撃ち勝ったという話題は瞬く間に全魔界中に知れ渡り女王アリスは各メディアから引っ張りだこであった・・・
魔界時間13:00 王城謁見の間
アリス:うえ〜ん、やっと解放されたよ〜。
薫:国力僅か1000の国が130兆の超大国に勝ったとなれば当然であろう。
アリス:それはそうと。改めて宜しくね、アズサちゃん♪
アズサ:ハッ!本日付でシルフィード王国特務隊として陛下に忠義を尽くす所存です!
アリス:そう堅くならなくて良いよ〜。それより聞きたい事あるんだけど。
アズサ:なんなりと。
アリス:グローバリア公王は何でウチの『深淵の森』を欲しがってたの?薫ちゃんが治めていた時も深淵の森を指定してきたそうだけど。
アズサ:残念ながら、私も詳しくは存じません。ただ・・・
アリス:ただ?
アズサ:深淵の森の何処かにある遺跡。その中に『あるもの』が眠っているそうで。その遺跡を見つけるのがグローバリア公王からの『密命』だったのです。それ以外は何も知りません。お役に立てず申し訳ありません陛下。
アリス:いいよ、いいよ〜。それを教えてくれただけでも充分お手柄だよ〜♪ねっ、薫ちゃん!
薫:あぁ、そうだな。しかし、深淵の森にそんな遺跡があったなんて私も知らなかったぞ。
アリス:あそこ相当広いからねぇ〜。
静香:毎日巡回している国立自然公園の警備隊でも全部把握できてはいないらしいわ。
麗華:一度本格的な調査隊を編成せなあきまへんなぁ〜
アズサ:その調査隊に是非我が蜃気楼衆を加えて頂きたく!必ずや陛下に吉報をお届けしてご覧にいれます‼︎
アリス:うん!期待してるよ♪
アズサ:ハッ!
ソフィア:じゃあ、こっちは機材を揃えとくよ。
アリス:お願いね、ソフィアちゃん♪
ソフィア:あいよ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます