10―38

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「今夜は、来ないでくださいよ?」


 廊下の突き当りでアリシアに夜這いに来ないよう釘を刺しておいた。


「分かったわ……」


 僕は、アリシアと別れて、2階の一番奥の左側の部屋に入った。


『ロッジ』


 壁際に『ロッジ』の扉を召喚した。

 扉を開けて、中に入ってから、扉を閉めて帰還させる。


 いつものテーブルのいつもの席に反対向きに座った。

 そして、目を閉じる。


【魔術作成】→『改造』


『改造したい魔法を入力してください』と表示されたので、【ヴォーテックス】と念じる。

 そして、魔力消費のタイプを自己強化型魔術と同様にすると念じる。

 念のため、下記の条件を追加しておく。


―――――――――――――――――――――――――――――


 自動終了条件:魔力<10


―――――――――――――――――――――――――――――


[レシピ作成]


 魔法の名前は、【ホールド・ヴォーテックス】という名前にする。

【プリザーブ・ヴォーテックス】と迷ったが、英語に自信が無いので簡単な単語を使うことにした。格好つけて難しい単語を使って間違っていたら恥ずかしいからだ。もっともこの世界には、それを指摘できる人間は居ないだろう……。

 そもそも、刻印を刻んでいなかったら、とっさにそんな単語が出てくることは無かったと思う。

 刻印を刻んだことで、その気になれば、部屋の壁の模様でも正確に思い出すことができるくらい記憶力が良くなっていた。それでも知らないことは記憶以前の問題なので、両者の「保持する」という意味がどういう用法で使われるのかまでは知らなかったのだ。

「キープ」にもそういう意味があるが、これは「取っておく」というようなニュアンスだったはずなので除外した。


 続けて、【ファイアストーム】と【ブリザード】も同様の改造を施して、【ホールド・ファイアストーム】と【ホールド・ブリザード】の魔術を作成した。


『フェリア召喚』


 僕は、目を開けて正面の1メートルほど前にフェリアを召喚した。

 白い光に包まれて甲冑姿のフェリアが現れた。


「ご主人様」


 僕の体が回復系魔術のエフェクトに包まれた。

 フェリアが【グレーターダメージスキン】と【グレート・リアクティブヒール】を掛けてくれたようだ。


「フェリア、悪いけど、新しい【魔術刻印】をするから脱いでくれる?」

「畏まりました」


 フェリアが白い光に包まれて裸になり、刻印しやすいよう僕に近づいた。


【刻印付与】


 僕は、フェリアの両脚の太ももの空いた部分に【ホールド・ヴォーテックス】と【ホールド・ファイアストーム】と【ホールド・ブリザード】の3つを片脚に1箇所ずつ刻印した。


『待てよ……!? ついでに【フラット・エクスプロージョン】も刻印しておくか……?』


『夢魔の館』を設置するときにしか使わないと思い指輪に刻んだだけの【フラット・エクスプロージョン】だが、あれから二度ほど使う機会があった。

 地面にクレーターが出来てしまう【エクスプロージョン】よりも使い勝手が良いのだ。

 効果範囲の狭い【キューボイド・エクスプロージョン】と組合せれば、様々なシーンで使えると思う。


『それにしても【エクスプロージョン】という名前の割に爆発しているような感じではないんだよな……』


【エクスプロージョン】系の魔術の効果は、発動させると爆弾が爆発したような感じではなく、効果範囲が真っ白に染まって、そこから風が吹いてくる。そして、効果範囲内の物質が全て消滅しているのだ。

 全ての物質が消滅すると言っても、強いモンスターなら死なずに生き残るだろう。


 そんなことを考えながら【フラット・エクスプロージョン】の【魔術刻印】をフェリアの左右の太ももに1個ずつ刻んだ。


『装備8換装』


 僕は、長椅子に座ったまま裸になった。


「僕にも今刻んだ魔術を刻印して」

「畏まりました。ご主人様」


 フェリアが跪いて僕の左右の太ももの同じ位置に刻印を施していく。

 今、『ロッジ』の中で、僕はフェリアと二人きりだ。

 裸のフェリアにかしずかれているような体勢なので変な気分になってきた。


【戦闘モード】


 僕は、【戦闘モード】を一瞬だけ起動して気分を落ち着けた。


『他の使い魔にも刻印しておいたほうがいいだろうか?』


 いや、特に必要になることはないだろう。

 フェリアに刻印したのは、僕に刻印して貰うためだ。

 フェリアは、全身鎧を装備していることが多いので、刻印を施してもあまり意味がない。

 他の使い魔たちにもこれらのスペルを使う機会は、まずないだろう。

 彼女たちは、その気になれば配下の使い魔を召喚して物量攻撃が可能だからだ。

 どちらかと言えば、ホムンクルスたちに刻印しておいたほうがいいかもしれない。

 僕が憑依することもあるわけだし。


「終わりました」

「あっ、ついでに【リザレクション】を3つ追加しておいて」

「……ハッ!」


 フェリアが僕の脇の下の辺りに手を置いて刻印をしていく。

 回復系の魔術なので胸当てのエリアに刻印しているのだろう。

【リザレクション】を追加したのは、パーティメンバーが死んだときに蘇生させられるように追加しておこうと思ったのだ。

 僕のレベルなら、6人が蘇生猶予状態になっても時間内に5回のリキャストが可能だとは思うが、イザベラのパーティメンバーの話を聞いたため、間に合わない可能性も考えて増やしておくことにした。【リザレクション】の【魔術刻印】が4つもあれば余裕で対応できるだろう。


「終わりました」

「ありがとう」


『装備2換装』


 僕は、『装備2』に換装した。


「戻って、装備を換装して」

「ハッ!」


 フェリアが立ち上がって、壁際に移動してから、白い光に包まれて全身鎧の甲冑姿となった。


『オフェーリア』『オフィリス』


 僕は、『アイテムストレージ』から『オフェーリア』と『オフィリス』を召喚した。


「お呼びですか? ご主人様」

「ご主人サマ……」


 僕は、ホムンクルスの二人にも同様に【魔術刻印】を施した――。


 ◇ ◇ ◇


 それから、僕は、召喚中のフェリアとレイコを除く直属の使い魔を召喚して、トロール討伐に来ていた。

 日本とイタリアでは時差があるはずだが、こちらもまだ夜だった。

 時刻を確認すると朝の3時過ぎだ。

 そう言えば、今まで気づかなかったが、時計の機能は、現地時間に修正されるようだ。

 旅をしながら時計の機能を使っていたのに時差があることに気づいていなかった。刻印の時計機能がGMT――グリニッジ標準時――固定で表示されていたりしたら気づいたのだろうけど……。いや、この世界にはイギリスが存在しないだろうから、日本標準時だったかもしれない。


 ――しかし、どうやって現地時間に調整してるんだろう?


 ソフィアたちと別れたのは、夜の8時頃だったはずなのにトロールの巣穴の近くでは、朝の3時過ぎになっていた。

 僕が『ゲート』のようなもので長距離を移動すると僕が刻んでいる刻印がそれを認識するということだろうか……?

 そういえば、『ゲート』で他の街へ移動した後に『マップの指輪』を発動するとちゃんと移動したことが確認できた。

 その仕組みは分からないが、僕がこの世界の地球上の何処に居るか認識できるのなら時刻の調整は可能だ。


「ご主人様?」


 フェリアが話し掛けてきた。


「ごめん、考え事をしてた」

「いえ、思索の邪魔をして申し訳ございません」


 トロールの洞窟の前には、フェリス、ルート・ドライアード、ルート・ニンフ、ユキコがそれぞれ配下の使い魔を召喚済みだ。

 僕の近くは、千人を超える使い魔で埋め尽くされていた。


 僕は、使い魔たちに指示を出す。


「僕がいいと言うまで攻撃しないで……。じゃあ、フェリア頼んだ」

「畏まりました」


 甲冑姿のフェリアが飛行しながら洞窟の中へ入っていく。

 洞窟の中央付近に差し掛かると奥からトロールが出てきた。

 フェリアがトロールたちに囲まれるのを待ってから、フェリアを帰還させる。


『フェリア召喚』


 入り口の近くにフェリアを召喚した。

 白い光に包まれて甲冑姿のフェリアが現れる。

 そして、フェリアは、背後を向いて、自分の使い魔たちを召喚し始めた。


 僕の左右には、ホムンクルスたちが立っている。

 僕は、トロールの洞窟の入り口から中へ少し入った。

 ホムンクルスたちも僕に続いた。


【ホールド・ヴォーテックス】


 ――ゴォオオオーーーッ!


 トロールが密集しているところへ【ホールド・ヴォーテックス】を発動する。

 入り口から百メートルくらい離れた場所に発動したのだが、物凄い風が洞窟内へ流れ込んで来る。

 威力は、通常の【ヴォーテックス】と同じに設定したはずだが、僕のレベルが以前に比べ格段に上がっているためか、周囲のトロールたちを竜巻の渦に引きずり込んでいた。

 最初にスペルが当たっていたトロールたちは、白い光に包まれて消え去った。

 以前とは、比べものにならない威力だ。

 オークですら、簡単には倒せなかった【ヴォーテックス】でトロールが倒せるようになるとは思わなかった。


 一部のトロールは、【ホールド・ヴォーテックス】の圏内を迂回して入り口に向かってきた。


【戦闘モード】


 僕は、自発的に【戦闘モード】を起動して意識を加速した。

 トロールたちの動きが静止したように見える。


【ホールド・ファイアストーム】【ホールド・ブリザード】


 ――シュボボゴゴォオオオーーー!!


 ――ヒューーッザザザザザッーーー!!


 トロールたちの針路を塞ぐように【ホールド・ファイアストーム】と【ホールド・ブリザード】を発動した。

 同時に【戦闘モード】を解除する。

 最近は、意識が加速しすぎるのでかえって使い勝手が悪いのだ。

 必要なときに少しの間だけ【戦闘モード】をオンにするほうが戦いやすい。


【ホールド・ファイアストーム】【ホールド・ブリザード】


 ――シュボボゴゴォオオオーーー!!


 ――ヒューーッザザザザザッーーー!!


 更にその圏内を迂回しようとしているトロールに【ホールド・ファイアストーム】と【ホールド・ブリザード】を並行して発動した。


『念のため2つずつ刻んでおいて正解だな』


【体力/魔力ゲージ】を確認すると、MPは殆ど減っていない。この調子なら何時間も起動しっぱなしでも大丈夫そうだ。

【ホールド・ヴォーテックス】を移動させてトロールたちを巻き込んで行った。

【ホールド・ファイアストーム】と【ホールド・ブリザード】に突っ込んだトロールは、効果範囲を抜ける前に白い光に包まれて消え去っている。


【ホールド・ヴォーテックス】


 ――ゴォオオオーーーッ!


 もう一つ、空いた空間に【ホールド・ヴォーテックス】を起動した。

 それから数分でトロールを殲滅した。

 結局、僕が使った新呪文のみで殲滅できてしまった。


 MP消費も少ないし、効果も十分だったので、僕は新呪文のテスト結果に満足した。


「じゃあ、帰るから使い魔たちを戻して」

「「はい」」


 トロールの棲む洞窟の前が使い魔たちの帰還する白い光で埋め尽くされた。

 光は、すぐに収まった。


 この場には、僕以外にフェリア、フェリス、ルート・ドライアード、ルート・ニンフ、ユキコ、オフェーリア、オフィリスが残った。


 僕は、使い魔たちを連れて『ロッジ』へ戻った――。


 ◇ ◇ ◇


『オフェーリア帰還』『オフィリス帰還』『フェリス帰還』『ルート・ドライアード帰還』『ルート・ニンフ帰還』『ユキコ帰還』


 席に戻ると、フェリアを除く使い魔たちを帰還させた。

 そして、フェリアの装備を変更する。


『フェリアの装備6換装』


 甲冑姿のフェリアが白い光に包まれてメイド服姿となった。


『トレード』


 僕は、フェリアに1000万ゴールドを渡した。


「ご主人様、このお金は?」

「何か必要なときのために取っておいて」

「そんな……」

「これは命令だよ」

「ハッ! では、謹んで拝領いたします」


 フェリアは、そう言って頭を下げた。


「じゃあ、コース料理を振る舞って貰おうかな?」

「畏まりました」


 僕は、フェリアに傅かれながら、食事をした――。


 ◇ ◇ ◇


「ふぅ……」


 僕は、久々に『ハーレム』の大浴場でのんびりと湯船につかっていた。

 背後には、フェリアが控えている。


「ねぇ、フェリア? 出会った頃みたいに母乳を飲ませて貰ってもいいかな?」

「勿論です。わたくしは、ユーイチ様の使い魔なのですから」


 ――ザバッ! ザバザバザバザバザバ……


 フェリアが湯船の中で立ち上がり、僕の前に回り込んだ。

 そして、膝をついて僕の頭を抱き寄せる。


「さぁ、お好きなだけご賞味ください……」


『二人きりだと何だか緊張するな……』


 フェリアから授乳されるのは、そう珍しいことではないが、二人きりだと何だかいけないことをしているような気分になってくる。

 しかし、僕はあることを確認するためにフェリアの乳房に吸い付いた。


「あっ……」


『フェリアの母乳は、凄く美味しい……。でも、やっぱり……』


 最近、パーティメンバーがソフィアに授乳されるところや、アリシアがオフェーリアに授乳されたときの状態を見て、確かめたかったのは、刻印を刻んだばかりの頃の僕も含めて、どうしてあれだけ、夢中になったのかということだ。

 フェリアの母乳は、出会った頃よりもずっと美味しく感じるが、出会った頃のように夢中になって吸い続けることはない。

 慣れたということもあるかもしれないが、おそらく僕とフェリアのレベルが接近したためだろう。

 例えば、10万個の魔法石を使って女性型のホムンクルスを作ったとしたら、夢中で飲み続けてしまうのではないだろうか。

 魔法石1万個で作ったオフェーリアやオフィリスの母乳は、現在のフェリアよりも美味しいが、夢中で飲み続けるほどではない。そこまでのレベル差は無いということだろう。


 僕は、フェリアに授乳された後、湯船の中で背後から抱きかかえられながら眠りについた――。


―――――――――――――――――――――――――――――


 眠ったと思った瞬間に目が覚めた――。


 目を開けると淡い光を放つ大浴場の天井が見える。

 今まで湯船の中に居たはずなのに、周囲にお湯の感覚が無くなっていた。

 どうやら、マットの上に寝かされているようだ。

 まるで瞬間移動した気分だった。

 寝ている間に場所が移動されたのは初めての経験だ。


 視線を下に向けるとフェリアの頭が見えた。

 僕が寝ている間にマットに運んだのだろう。


『まさか、貞操を奪われたということは……?』


 睡眠中にどれくらいの刺激で起きるか分からないので、その可能性も否定できないが、使い魔であるフェリアは、これまでの経緯から僕の貞操を守るはずなので、最後の一線は越えていないはずだ。

 どちらにせよ、フェリアになら何をされてもいいので、僕は何があったのか考えるのを止めた。


「おはよう、フェリア」

「んっ……。お、おはようございます。ご主人様」


『ハーレム』


 僕は、『ハーレム』の扉を一瞬戻して自動清掃機能を発動させた。


『フェリアの身体は、柔らかいな……』


 意識しだすと、むにゅとした柔らかい感触が下腹部に当たっているのを感じて変な気分になってくる。


【戦闘モード】


 僕は、【戦闘モード】を一瞬起動して冷静さを取り戻した。


「フェリア、そろそろ起きるよ」

「ハッ!」


 フェリアが体を起こして、僕の上から移動した。


【フライ】


 僕は、【フライ】を起動して湯船まで飛行してお湯に浸かった。

 時刻は、まだ8時前のはずだ。【07:50】に目覚めるように睡眠を摂ったためだ。


 5分ほど入浴をしてから『ロッジ』へ戻った。


 僕は、洗い場で『装備5』に換装した。フェリアも『ロッジ』で全身鎧に換装させる。


『フェリア帰還』


 そして、フェリアを帰還させた。


『ロッジ』


『ロッジ』の扉を召喚して、『プリティ・キャット』の2階の部屋へ戻った。

『ロッジ』の扉を『アイテムストレージ』へ戻して、部屋を出る。


 ――コンコン


 念のため、アリシアの部屋の扉をノックしてみた。


「アリシア、起きてる? 先に行ってるね」

「ええ、あたしもすぐ行くわ」


 僕は、廊下を【フライ】で飛行して移動し、突き当たりの柵を越えて階下へ移動する。

 そのまま、地下へ続く穴へ入って、食堂へ降りた。


「おっ、ユーイチ。おはよう」

「あっ、ユーイチ様。おはようございますわ」

「ユーイチ。おはようございます」

「ユーイチ様、おはようございます」

「おはようございます、ご主人様」

「みんな、おはよう」


 クリスティーナとグレースは、ソフィアの母乳を夢中で吸っているようだ。


『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』『サンドイッチセット』


 僕は、朝食を人数分テーブルに並べた。


「おはよう、ユーイチ」


 アリシアが天井に空いた穴から、飛行して降りてきた。


「おはよう、アリシア」


 僕は、ソフィアを見る。

 ソフィアは、全裸だった。

 クリスティーナとグレースに母乳を吸われている。


「どう? 魔法は使えるようになった?」

「「…………」」


 母乳を吸っている二人には、僕の声が届いていないようだ。


「ほら、あなたたち、ご主人様の質問に答えなさい」


 ソフィアが二人の髪を掴んで引きはがした。


「あっ……」

「えっ?」

「新しい魔法は使えるようになりましたか? ユーイチ様にお伝えしなさい」

「えっ、ええ……。【マイナー・ストレングス】と【マイナー・アジリティ】と【ライター】と【ウォーター】が使えるようになったわ」

「あたくしもですわ」

「じゃあ、目標達成だね。ご飯を食べて学園に行こう」


 僕たちは、朝食を摂った後、学園へ向かった――。


―――――――――――――――――――――――――――――

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