2. ラジオと気がかりと
今日は『Currency of The World』のアフレコデー。楽しい楽しい吹き替えのお仕事。今回の吹き替えはアメリカのドラマ。楽しいとはいえお仕事はお仕事。楽しんでばかりはいられない。
吹き替えは映像が完成してるしその点はいいんだけど、向こうの俳優さんの演技も込みしないといけないから難しい。まあ、事前に演技も元のドラマも見てるから大丈夫。こういうのは先にどれだけ準備したかで決まるのよ。
「おはようございまーす」
「おはよう」
「おはようございます!」
「おはよー、今日はよろしくねー」
挨拶を投げかければ、先にいた人たちからたくさん返ってきた。収録開始までまだ20分くらいあるのにみんな早いこと早いこと。既に2/3くらいの人はいる。
「ふぅ、今日も暑いですねー」
「うふふ、日結花ちゃん暑いの嫌いだもんね。私は結構好きなのよ?」
「え…なんでですか?暑いと疲れません?」
椅子に腰掛け近くの人と雑談を交わしながら、改めて台本に目を通す。
今日はシーズン2の3話。
『Currency of The World』のストーリーを軽くまとめると。
"ついさっき(シーズン1)遺跡から多大な金銀財宝を発見したのはいいけれど、遺跡から戻ると世界が一変。
金や銀は希少金属でもなんでもない、そんな世界に変わってしまっていたのよ。
新しい世界で生活していく中、どうにかこうにかトレジャーハントを続けようとするのだけど…機械も遺跡も何もかも新しくなっていて、以前のように上手くはいかないわ。私の仲間も辞めようとする人が出てきて…どうすればいいのかしら…。"
みたいな感じ。
ちなみにあたしはトレジャーハントチームの一員で、4人のうちの一人。これでもメイン張っていたりする。
問題なく声当ても進めて、今日のぶんはさっさと終わった。
"お疲れ様でした"と挨拶を交わしマネージャーと予定を確認した後、家路につく。時間を確認すると、まだ夕方前で実際に空も明るい。
なにしよう…予定もないし、部屋の掃除でもしようかな。少し散らかってた気がするし、この時間からだと出かけるのもタイミング悪いし…うん。そうしよう。
家に帰り着いて手洗いうがいから荷物の整理まで済ませた。
「…ほふぅ」
部屋のベッドで一息。
さっさとお掃除しちゃいましょうか。
散らかっているとはいえ、もともと部屋は整理しているからあまりやることはない。部屋に常備してあるほこり取りで部屋の隅や小物の上などを綺麗にしていく。それから書類、小物、本の整理を軽く済ませ、掃除機で床掃除をして終わり。
「ふぅ…」
終わり。少し疲れた。
体感だとそこそこの時間はかかった気がする。時計を見ると掃除を開始して1時間弱しか経っていなかった。
どうなのかしら。自分の部屋だけだし1時間って長いのかな。ともあれこれで終わり。これからどうしよう。ママもパパもまだ帰ってこないし、暇だわ。
「んー」
そうね、お仕事チェックしましょう。
趣味のない人みたいだけど、特に約束もないし予定もないからちょうどいいわ。
―――♪
携帯に電話がかかってきた。誰かと思って画面を見れば
あと貧乳。これすっごく大事。下手したらあたしより小さいわよ。だからってわけじゃないけど…まあ、うん。結構仲良くなったの。
「……」
一瞬胸のことを考えて、すぐに意識を現実に戻す。
あたしはまだ若いのよ。成長するわ。大丈夫、Bくらいにはなってやるわ…。
気を取り直して電話に出る。
「もしもし胡桃?どうしたの?」
『さ、
「…いえ、違うわ」
『ご、ごめんなさいっ!間違えました!』
ぷつ…っと電話が切れた。
…ちょっとした出来心だったのよ。
ーーー♪
数十秒後、再び電話がかかってきた。
「もしもし?」
『さ、咲澄日結花さんの携帯電話でしょうか?』
「…いえ、違うわ」
『えぇ!?ご、ごめんなさい!間違えましたっ!!』
ぷつ…っと再び電話が切れる。
「……」
なんか、あれね。こうまで簡単に引っかかると心配になってくるわね。別に悪意があるとかじゃないのよ。ほんの出来心ってやつ。
だいたい、一回目のとき名前呼んでるんだからあたしは悪くないわ。気づかない胡桃が悪いのよ。
ーーー♪
「もしもし?」
『…あの、咲澄日結花さんですか?』
「いえ、違うわ」
『…も、もう引っかからないんだからね!』
「あら、ふふ。三度目の正直ね」
『やっぱり日結花ちゃんだった…どうして嘘ついたの?』
「ん?暇だったから?」
拗ねてそうな声。
理由もなにも、そんなものはない。時間もあったし暇だったからやっただけ。
残念胡桃。あたしに理由を求めても無駄よ。
『う…ひどい』
「はいはいごめんね。今度からちゃんと出てあげるから。で?なに?用があったんでしょ?」
『あっ、うん。日結花ちゃん、こんにちは』
「はいこんにちは。それで、どうしたの?」
律儀に挨拶してくるところが胡桃らしい。
『えっと、質問したくて…いいかな?』
「ええ、どうぞ?」
『ありがとう…あのね。私最近新しくラジオのパーソナリティーやることになったんだけど、ラジオで話すネタってどうしてるのかなぁって。相談できるの日結花ちゃんぐらいしかいなくて…』
「おーよかったわね。おめでとう」
『ありがとう。えへへ』
「それで、ラジオか…」
ラジオ…。話すネタっていっても、そんなネタ探しをするわけじゃない。
遠出したときは色々考えるにしても、それは例外だし…日常的なことしかないわね、
「…胡桃って、他にラジオとかやってなかった?」
『うん。やってた、というより今もやってるんだけどね。でもそれは私一人じゃないし、今度のは一人でやるから…』
「そうねぇ。一人ってことは何かの番組とかそういうのじゃないのよね?」
『うん。"送り葉放送"さんのでね。週替わりのなんだけど』
「あーうん、あれか」
有望な新人に任せるやつだわ。週替わりだから月1くらいだし、毎週やるよりはネタ集めするの楽かも。
ラジオのネタって、毎日何かしてるだけでも結構出てくるのよ。ちょっとしたことでも、そこから話を膨らませることだってできるでしょ?
「んー…」
…アドバイスとしては、メモすること、かな。なににつけてもメモって大事だと思うの。ほら、細かいことって話そうと思っても割とすぐ忘れちゃうじゃない?
「それなら、できるだけメモをすることかしら。ふと思ったことをメモしたり、生活してて面白かったことをメモするのが一番だと思うわ。頻繁に使ってると量は溜まるもんよ?」
『メモかぁ』
「ラジオやってる人なら結構メモ活用してる人多いわね。人それぞれ全然違うから情報もたくさん集まるし」
『そっかぁ…うん、私もメモたくさん使ってみるね!ありがとう日結花ちゃん!』
「これくらいいいわよ。また何かあったら電話でもメールでもしてちょうだい」
『えへへ、そのときはよろしくね?』
「ええ。じゃあ、また今度ね」
『うん!じゃあまたね!』
「はーい、ばいばーい」
ラジオはメモぐらいしかできることないから、あんまり言えることもなかったわ。遊びに行ったときにメモするとか、TV見ててメモするとかそんな程度。まあ、あとは胡桃次第だし、応援しときましょ。
―――♪
お仕事の予定を確認しようかと思ったら、また電話。画面を見ると比島胡桃の文字が目に入る。
あの子、また電話してきたんだ…言い忘れたことでもあるのかしら。
「どうしたのよまた」
『ご、ごめんね!少し気になったことがあって』
「ん、いいわよ。なに?」
『日結花ちゃんって毎週放送してるでしょ?』
「うん?うん」
放送っていうとたぶんラジオのこと。
さっきまでしてた話だし、聞いてこなかったから知らないのかと思って言わなかったけど、どうやら知っていたみたい。
『青美さんと一緒にやってる"あおさきれでぃお"。私全部聞いてたんだっ』
「それは、ありがとう?」
『ううん。聞きたくて聞いてただけだから…それでね。実際に個人でパーソナリティーやるのってどうなのかなって』
「うーん?他のラジオ番組とあんまり変わらないわよ?違いなんて話題を自分たちでちょこっと考えるくらいだし…」
『そこが気になるの!』
「そうよねー」
さっき言った通りメモしたこと話すとして、あとは…。
「話せることを話す、かしら」
『話せる、こと?』
わかってなさそうな声で聞き返してきた。
話せることというのは、文字通り自分が話せること。興味ないこととか長々と話すことなんてできないもの。
「そ。あたしは旅行だったり小説のことだったりするわ。胡桃は好きなこととかある?」
『うーん…料理かなぁ』
「へー、いいじゃない。料理できたんだ」
『うん。ずっとしてきたから』
「料理なら作るのにも食べるのにも広げられそうね」
『そうかなぁ…』
「お便りも来るし、案外なんとかなるわよ?」
『うん…頑張る』
「あとは慣れだから。胡桃も最初は料理できなかったでしょ?ラジオだって同じよ」
あたしだってお仕事で新しいことやるときは大変。
主役やることになったときもそうだし、それこそラジオでパーソナリティーやることになったときもそう。簡単とは言わないけれど、やっていけば慣れていくものなのよ。
『…そうだった。料理だけじゃなくて、なんでもそうだったよ』
「でしょ?最初は難しいと思うわ。でもま、あたしは応援してるから。頑張りなさいよ」
『うん、ありがとう日結花ちゃん!』
さっきよりはかなり声も明るくなった。
一応アドバイスにはなったのかしら。こうした話ってほとんどしたことなかったから、上手く伝えられるか心配だったけれど…この声の調子なら上手くいった感じね。よかった。
『ふふ、ほんとにありがとうね。日結花ちゃん、私、自信とかやる気とか出てきたよっ』
「いや、やる気は最初からなきゃだめでしょ」
『い、今のは言葉の綾っていうか』
「ふふ、わかってるわよー」
『もぅ…ふふ、でも、日結花ちゃんがすっごい先輩なんだなぁって改めて思ったよ』
しみじみと言うのもわからないでもない。
実際似たようなことよく言われるし。…まあ、あたしだって結構やってきたから…これくらいはね?
「これでも胡桃よりお仕事してきたもの」
『そうなんだよねぇ。…これからも色々聞いたりしていいかな』
「もちろん、いつでもいいわ。忙しくないときにでも答えるわよ」
『えへへ、よろしくね』
「はいはい任されたわ。じゃあ胡桃、また今度ご飯でも食べに行きましょ?」
アドバイスとか抜きにして行きたいわ。胡桃もそうだけど、お仕事以外で友達と食事に行ってないから。
忙しかったり予定が合わなかったりして結局行けずじまいなこと多くて…お仕事減らすか登校減らすかしてほしい。切実に。
『うんっ、今度行こ?それと、今日は二回も電話しちゃってごめんね?』
「べつに謝らなくていいわ。ちょうど暇だったし」
『そっかぁ。じゃあありがとうだね』
「うん。それじゃあ今度こそ」
『うん!またね日結花ちゃん!』
「はいはーい。またねー」
ぷつっと電話を切った。
…よく考えたら胡桃だってパーソナリティーくらいやってるんだし、話し方くらいわかりそうなものだけど…番組関連のラジオと違ってプライベートな話ばっかりするってところが、一応違う点にはなるのかしら。
アドバイスとしては…当たり障りなくそれっぽいこと言えたわね。たぶん。
「…あ」
…ラジオじゃなくて歌劇のこと話せばよかった。歌劇の方もあたしは一人喋りだし、むしろこっちこそソロでのお話じゃない。その月にあったこととかその週にあったこととか、もちろんさっき胡桃に伝えた自分が話せることとかも……よし、お仕事チェックしよう。
さすがにまた電話が来ることはないでしょ。言い忘れたことは今度また聞かれたら答えればいいわ。
「…はぁ」
ようやくお仕事チェックに入ろうとしたらため息がもれた。胡桃の悩みを聞いて、今あたしが抱えている山ほどある悩みが頭をよぎって若干憂鬱。
これこそ悩んだって仕方ないことではあるんだけど、どうにもね。
もやもやした気分のまま作業を進めていく…このイマイチぱっとしない嫌な気分で進めるのに慣れた自分が怖い。
速く解決できないものかしら…無理よね。あたしが一番よくわかってるわ。
胡桃から電話で相談を受けてから大きな出来事もなく何日か過ぎた、あるイベントの日。
「こんにちはー!」
「こ、こんにちは!」
「って緊張さんじゃないですか。お久しぶりです」
「お久しぶりです」
CD発売のイベントということで、その最後に緊張さんがいた。
笑顔で挨拶をすればすぐにわかったわ。雰囲気が緊張さんだったもの…なんかすごく久々な感じがする。久しぶりに会っても相変わらずの緊張さんで、変わった所もないし…こう、いい感じになごんだ。
「久しぶりついでに言いますけど、緊張さんそろそろあたしに慣れてもいいと思うんですよね。結構話してますし」
「あはは、これでも慣れてきてると思いますよ?ほら、今もそんなに緊張していませんし」
「たしかに…言われてみれば」
ね?と自分を指さして得意げに笑みを浮かべる。そんな自信ありげな顔を見つめると、少しずつ頬が赤くなって恥ずかしそうな表情に移り変わっていった。
進歩は少しね。ていうかこんな程度で顔赤くされても困る。こっちまで照れくさくなってくるじゃないの…。
「あの、僕からも一ついいですか?」
「どうぞ?」
「ええと…さっきから緊張さんってなんですか?もしかして僕のことですか?」
「もしかしなくてもそうです。当たり前じゃないですか」
「それは、うーん…そうですかぁ…」
なんとも微妙そうな顔をする。
…そんなに嫌なら変えてあげてもいいのに。緊張も弱まってきてるから撤回して新しいあだ名でも…普通に名前聞いた方がいいわね。
「あ、そうでした。咲澄さんのお母さんの
「っ」
つい考え込みそうになったところで緊張さんが声をかけてきた。ママの名前が出て一瞬反応しそうになるも、思ったよりそんな衝撃はなくて自分でも意外に思う。
…しっかり考えてるおかげで悩みも薄れてるとか?…あるかもしれないわね。そのぶん考えることで疲れてるからプラマイゼロだけど。
「母のこと知らなかったって珍しいですね。割と有名ですよ?」
「あはは、調べたら割と、というかかなりでしたね。正直なところ、咲澄さん…紛らわしいんで今は日結花さんと呼びますが、日結花さんが好きだったんで他は流し見感覚だったんですよ」
「ふふ、そんなにあたしのことが好きでした?」
「はい、もちろん」
また返答に詰まってしまった。冗談めかして聞いてみたら直球で返ってきて、上手く言葉が出ない。
いや、こんな冗談言ったことないっていうのもあるんだけど、それ以上にニッコリと満面の笑みで答えてきた彼にも問題があると思うの。普通そんな真っすぐ言えるもんじゃないわよ。照れとか一切なしだし。
「それにしても杏さんってすごい有名だったんですね。いや、日結花さんからしたらお母さんだし嬉しいのかもしれませんけど…日結花さんも売れっ子ですし、すぐ追いついちゃうんじゃないですか?」
「ふふ、そこまで私を持ち上げなくてもいいですよー。母は年季ありますし、色々お仕事してますから。それこそ声者以外の方も。長いことやってますし、私とは比べ物になりません。あ、これ母には言わないでくださいよ?」
「言いませんよ。そもそも杏さんに会うことがないと思いますし」
わざらしく声のトーンを落として言うと、軽く笑って答えてきた。
どうなのかしら。この人演劇見たりしないでしょ?たぶん。歌劇とか拡歌の方は…これはママのやつに応募しないと意味ないから…それならママに会うことないの、かも?
「それならどこで母のこと知ったんですか?」
「テレビで映画見てて最後のキャスト見て、ですね。咲澄って名字で気になって調べたらたくさん出てきましたよ」
「そうですかー…ふふ、私の名字でですか」
「う…べつにいいじゃないですか。気になったんですから…」
「ふふ、それで母を調べてどうでした?」
ママは…映画も色々出てるから。実際、名前を見かけることなんていくらでもあるのよ。
「それはもうすごかったですね。僕が昔見た映画でも吹き替えしてたりして驚きました」
「あはは、私の母はもう声者っていうひとくくりにはできませんからね」
「それはすっごく思いました」
声者どころか役者とか演者とかそんな風に言った方が正しいかもしれない。
少なくとも、あたしみたいに舞台にすら手をつけていない人とは同列で語れないわね。
「ところで緊張さん。今日は歌劇でもなんでもないので時間が迫っています」
「はい…あの、緊張さんってどうにかなりませんか?結構気になるのですが」
眉を寄せて尋ねてくる。やはり緊張さんは緊張さんであることをお気に召さない様子…仕方ない。
「しょうがないですね。名前を教えてください」
「あ、はい。
「…あおさき?」
「そうです。どこかおかしいところありましたか?」
自分の名前に問題があったのか気になるのか、心配そうに聞いてきた。
ごめんね。なんにもないから大丈夫。ちょっと気になっただけだから…藍崎ね、藍崎。覚えたわ。
「いえ、大丈夫ですよ藍崎さん。あたしのことは日結花と呼び捨てにしてくださっても大丈夫です」
「…ちょっと難易度高すぎませんか、それ」
「そうですか?あたしなら普通にできますよ?ほら藍崎!…呼び捨てくらい簡単ですって」
「…わざとらしく強い口調で言うのやめてください。びっくりしますので…」
ほんとにびっくりしたのか肩を震わせて恨めしげにあたしを見る。
…ちょっと面白い。藍崎さんには悪いけど面白かった。またいつかやろうかな…この人いちいち反応面白いのずるいわ。繰り返したくなる。
「ほら藍崎さん。時間ないですよ。早くしてください」
「ええと…ひ、日結花、ちゃん?…で許してください。お願いします」
「…まあいいでしょう。それじゃあ藍崎さん。はいっ!今日はありがとうございましたっ!」
「…あ、ありがとうございますっ」
最後は全開スマイルでお見送りした。あたしの最大スマイルで真っ赤になった緊張さん…もとい藍崎さんの反応が予想通りで、あたしの笑顔力に自信がついた。ありがとう藍崎さん。また試されてね。よろしくお願いするわ。
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