第163話 第2部のプロローグ (2)
でッ、ここまで、儂とエヴァの会話を聞けば、ごく普通の出勤前の家族の会話に聞こえてくるとは思う?
う~ん、でものぅ~? 我が家は普通の家庭ではない。
儂は日本とは違う別の世界……。
まあ、世に言う、異世界と言う名の別世界……。亜ノ国の太后のだよ。
だから一度自国に帰還をして、二三日放置していた政務を片付けていかなければいかないのだ。
それに? 元勇者であるエヴァが引き連れてきた。人種の国の遠征兵達への戦後処理……。穏便に事を進め。遠征兵達を自国若しくは? こちらの国に残りたい者は残り、亜ノ国の市民権を与え、職の方を世話する事を。只今エヴァの代わりに遠征軍の指揮を執っている者に、彼女の胸の内を書いた書面を手渡して。この戦を終わらせる業務もしなくてはいけない。
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