第137話 帰宅の途 (9)
う~ん、実は、家のお父様は魔族と交わり嫁にしたことがある男性(ひと)なので、人種の肉体なのに百歳近くになっても大変に御元気で、未だに屋敷に若い女性達を連れ込んでは、朝まで騒ぎ宴をしている。どうしようもない御仁なのですよと、申したいところなのですが。
じ、実はですね。家のお父様は、我が家の旦那さまと良く似たタイプの男性なのですよ。
だからエヴァもついついというか?
やはりお父様には大事に育てられたので、ファザコンと言う奴なのでしょうか?
旦那さまのことを一目見て気に入り。レヴィアタン共々、妻になったので御座います。
う~ん、でも、ちくわの御主人も凝視すれば、何となくエヴァのお父様を思い浮かべてしまいますが。
やはり容姿的には、旦那さまの方が良く似ていると思います。
まあ、そんな過去を思い出しながらエヴァとレヴィアタンの二人で、ちくわの御主人をあしらっていたら。
「おじさん~。何をしているの~? 家の嫁二人に~。いいかげんにせんといけんよぅ~。二人は俺だけのものじゃけぇ~」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます