第134話 帰宅の途 (6)
「二人ともおいで~。牡蠣ソフトをあげるから~」と。
旦那さまが自身の両手に持つ、何かしら、エヴァが初めて見る物を突き出しながらこちらに向かってくるのですが。
ッて、昨日の宿の夕飯にでた牡蠣フライなるものが、白い山盛りした物の両端についているのだけは、エヴァの目にも確認ができたのですが。
それでも『牡蠣ソフト』とは何だろうなぁ~? と、エヴァが思案をしていると。
「……ん? 何だ、殿~・ そのソフトクリームは?」
と、レヴィアタンが殿に訊ねたので。
「レヴィアタン~? 貴女は、あの牡蠣ソフトを知っているのですか?」と。
エヴァはレヴィアタンに訊ねたのです。
「ん? あああ~、牡蠣フライは昨晩宿で、お主も食したので、味の方は分かると思うのだが。あのコ~ンの上に山のように盛ってある白くて柔らかい物は、ソフトクリームという物で、以前日本に来た時に、殿に食べさせてもらったから、儂は味の方は分かるのだよ」と。
レヴィアタンはエヴァに教えてくれたので。
「どんなお味がする物なのですか? 今旦那さまが運んできてくれている牡蠣ソフトという物は?」
と、再度訊ねました。
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