第9話:メインプレイ:ミドル7-1

GM:さて、次のシーンに移ろう。誰に会いに行く?

昭人:UGN組かな。

ローザ:ねーねー?

GM:はいー?

昭人:なんだい?

ローザ:次のシーン、休んでもいいかなー?

昭人:そうだよね、侵食が……。

GM:もちろんGMは構いませんとも。

昭人:私も構わないよ。

ローザ:ありがとー!

GM:ではシーンを立てようか。

昭人:シーンイン! (コロコロ)1点上昇、64%!


昭人:いや低いな!(笑)

GM:うっそだろお前。

ローザ:やっすい(笑)

GM:あの……ジェネシフトでの侵食上昇をオススメしておきます(笑)


GM:あー、ともかく描写に入ろう。場所はUGNビルだ。

 ローザに案内され、昭人は談話室に通された。そこに2人の人物がやって来る。揚羽(第1話参照)とクマ(第2話参照)ですね。

昭人:「……」 神妙な面持ちで迎える。

ローザ:何故かローザは部屋を後にするよ。やって来た2人に目配せで「私については話さないで」みたいな視線を送ってから。

揚羽(GM):「……」 こくり

クマ(GM):「センセイー! クマのこと忘れちゃったって本当クマー!?」 号泣ヘッドダイブ

揚羽(GM):「ちょっ」

昭人:「……ゆるキャラ、だって認識してる」 受け止めつつ。

クマ(GM):「クマ……間違ってないけど……そっかクマ……」

昭人:「……ということは、君も普通とは違うのかな」

クマ(GM):「そのとおりだクマ。クマは、センセイと同じ超能力者だクマ。

 センセイは忘れてても、クマは昨日のことみたいに覚えてるクマ。センセイはエニグマに放り込まれたクマを助けてくれたクマ。命の恩人だクマ」

昭人:「また、エニグマ……」

クマ(GM):「クマのシャドウが悪さした後も、クマのこと怒らずに受け止めてくれたクマ。

 それもクマだよって。目立ちたがりの裏方でもいいよって言ってくれたクマ。

 クマ、凄く嬉しかったクマよ。今までずっとモヤモヤしてたのが、スッと晴れてしまったクマ」

昭人:「……」 クマの頭を撫でながら聞いている。

クマ:頭に乗せられた昭人の手を取り、言葉を続ける。

「だから、クマはセンセイに恩返しがしたいクマ。センセイの記憶を取り戻すためなら、誰が相手だろうと怖くなんかないクマ。

 センセイ、必ずクマたちが記憶を取り戻してあげるクマ。“約束”だクマ」

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