第8話:メインプレイ:オープニング2

GM:では続いて、ローザのオープニングだ。登場をお願いするよ。

ローザ:はーい!

 シーンイン! (コロコロ)10点上昇、44%! ろけっとすたーと!

GM:さて、一方その頃、UGNビルにて。君は、揚羽と共に、書類仕事の最中だ。

揚羽(GM):「にしても、最近は天気がおかしいですねえ。明日には槍でも降るんじゃないですか?」

ローザ:「いっそ降ってほしいよ……そうすればあの霧、全部クマクマさんの能力で片付けてもらえるかもしれない……。

 特大扇風機とか作ってもらって、全部吹き飛ばすんだ……そうすれば、夏の日差しが……!」

揚羽(GM):「相当キテますねぇローザさん……ほら、美味しいお水あげますから――」

アラーム(GM):「ヴィーーー! ヴィーーー!」

ローザ:「ありがと――ッ!?」

揚羽(GM):「……はい、平和な時間しゅーりょー。何事ですか~、っと……これは……。

 ブルーフロント全域にレネゲイド反応を検出……!? えっこれ、ヤバいやつじゃね?」

ローザ:「はぁ……こんなときに異常事態かぁ。原因は特定できる?」

揚羽(GM):「UGNビル、非常時体制に移行……とりま原因を探ります」

GM:そして少しの時間が経過した後。揚羽がげんなりした顔で報告を上げてくる。

揚羽(GM):「……悪いお知らせと、とっても悪いお知らせ。どっちから聞きたいです?」

ローザ:「じゃあ、悪いお知らせの方からにしようかな」

揚羽(GM):「では悪いお知らせから。この濃霧、どうやらレネゲイド由来のもののようです。詳細不明ですが、ブルーフロント全域のレネゲイド反応はそのせいかと」

ローザ:「……。…………。……………………!!!

 行こう! 夏の日差しが!! 私たちを待ってる!!!」


GM:なんて露骨な(笑)


ローザ:「……で、とっても悪いお知らせの方は?」

揚羽(GM):「ではとっても悪いお知らせですが……街をモニタリングしてみたところ、住民が明らかにレネゲイドで操作されてる感じに暴走してました。

 今頃、街はゾンビゲー状態です」

ローザ:「殺すわけにもいかないゾンビ、か。厄介だね」

 さっきまでと打って変わって、キリッとした顔になってます!(笑)

揚羽(GM):「ええ、実に厄介です。んでもって、最後に最悪のお知らせなんですが……」

ローザ:「……まさか」

揚羽(GM):「街に巡回に出ていた昭人さん、クマさんの両名と、連絡がつかなくなりました……」 げっそり


昭人:あら~。

GM:合流したい? やらせねぇよ!?(笑)


ローザ:「すぐ捜索に出よう。巡回ルートの再確認と、連絡が途絶えたポイントの洗い出しを!」

揚羽(GM):「待って下さい。おそらく相手はオルクスです。相手の領域に自分から飛び込むのは危険すぎます。

 二重遭難の危険性に加えて、昭人さんたちと入れ違いになる可能性もあるんで」

ローザ:「……確かにそうだね。少し焦ってた。二人と連絡を取ることを最優先に」

揚羽(GM):「了解です。早速、取り掛かりましょう」

ローザ:(無事でいて……桜華さん……!)


GM:読者諸氏には、ここであえてクマの名前を呼ばずにRPをしたローザの動きに注目していただきたい。

 前話のあとがきでも書いたことだが、昭人との絆の深まりを表現するローザのヒロイン力が、最近は留まるところを知らないのであった。


GM:ではオープニングを終了し、ミドルに移っていきましょう。

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