第7話:メインプレイ:エンディング3-2

昭人:「……ローザさん」

ローザ:「……ん?」

昭人:「揚羽、過去に何かあったのかな。今回、いつもと様子が違ったから」

ローザ:「……そうだね。何かあったのは間違いないと思うよ。

 ……でもね、青葉さん自身が話してもいいかなって思わない限り、詮索はしない方がいいと思う」

昭人:「……そうだね。あんまり掘り返されて嬉しい話じゃなさそうだし」

ローザ:「変な踏み込み方をすれば、取り返しのつかない傷をつけるかもしれない。

 仲間として、それは絶対に避けたいからね」

昭人:「……だね。今回の結果で、少しは不安が和らいでくれればいいんだけど」

ローザ:「そうだね。そのためにも、これからも、ちゃんと帰ってこないとね」

昭人:(こくり)

「…………」 どこか虚空をぼーっと眺めている。

ローザ:「……どうしたの? ぼーっとしてる?」

昭人:「いや……ちょっと考え事。

 コピー、出来なかったなと思ってさ」

ローザ:「クリムゾンリリスのこと?」

昭人:「そう。俺……黒いままだったなって思って。

 なんだか、それが無性に不安で、さ」

ローザ:「そういえばそうだったね、なんでだろ……って、言ってても仕方ないか。

 ちょっと射撃場まで付き合ってくれない? 桜華さん」

昭人:「……? 別に構わないけど」

GM:では雰囲気も変わりそうなので、ここで一度シーンを切りましょうか。

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