第7話:メインプレイ:ミドル9-2
揚羽(GM):「……待って下さい。ウチは反対です」
昭人:「えっと……理由を訊いても?」
揚羽(GM):「確かに戦力は増えましたけど、たった一人じゃないですか……その程度で、マスターエージェントと戦えると? 本気ですか?」
昭人:「…………」
ローザ:「……なら、ほかに戦力のアテはあるの?」
揚羽(GM):「UGN日本支部に増援を要請すべきです。じゃないと、全滅しますよ、ウチら!」
GM:ちなみに、増援を待っている時間的な余裕などないことは明白ですね。
昭人:「……揚羽。それだと菜々子ちゃんが助からないと思うけど」
ローザ:「残念だけど、仮に増援を要請しても、充分な戦力は期待できないよ」
揚羽(GM):「でも! 相手は“マスター”なんですよ! 殺されに行くようなものじゃないですか!」
GM:そう叫ぶ揚羽の身体は、小刻みに震えているね。
ローザ:「……青葉さん……」
昭人:「“マスター”……たしか、強力なオーヴァードに送られるFHのコードネームみたいなものだっけ」
ローザ:「そうだよ。だから、青葉さんの言いたいこともわかる」
揚羽(GM):「“マスター”は、これまでの敵とは格が違います。充分な備えをするべきです!」
昭人:「……でも。それで助けられる日常を守れないのは本末転倒じゃない?」
ローザ:「じゃあ訊くけど。何を持って充分とするのかな」
揚羽(GM):「っ……それは……!」
昭人:「出来る限りの備えはするよ。並大抵の敵じゃないのは、揚羽の様子でわかった。
一筋縄ではいかない。それを肝に銘じながら準備しよう……それでいいかな」
揚羽(GM):「……納得はしてません。でも……止められないなら、全力でバックアップします。
……死んでほしく、ないから」
ローザ:「……ありがとう、青葉さん」
昭人:「うん……いつもありがとうね、揚羽」
揚羽(GM):「やめて下さい、出撃前のお礼なんて。そういうこと言う人から、死んでいくんですから」
昭人:「……よし、じゃあ準備に取り掛かろう。万全とはいかなくても、最善の状態にしておかないと」
GM:いやぁ、面倒な展開ですみませんねぇ。
昭人:いいのよ。
ここで昭人が“青葉揚羽”にロイスを取得。感情は「◯信頼/猜疑心」となった。
そしてこの後、PCのたちは調達判定に挑戦。揚羽の判定代行も利用しながら、「アンチマテリアルライフル」、「スナイパーライフル」の調達に成功する。
GM:ではこのシーンを閉じましょうか。
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