第6話:メインプレイ:ミドル8-1

GM:では次。ミドル戦闘のシーンだ。全員登場で。

ローザ:シーンイン! (コロコロ)9点上昇、91%!

昭人:シーンイン! (コロコロ)1点上昇、73%!


昭人:流石に草。

GM:えっ待ってローザやばくね。

ローザ18点も差をつけたよ!(笑)


GM:では君たちが奥へと進むと、広い部屋に出る。そしてそこには、一人の少女(イメージ:ペルソナ4の里中千枝)と、そのシャドウと思しき人影があった。

千枝(GM):「誰っ!? ここには、誰も来られないはずじゃ……!?」

千枝シャドウ(GM):「ちっ、誰の許可を得てここまで来たの。今すぐここから立ち去りなさい!」

昭人:「里村千枝さんだね? 君を助けに来たよ」

千枝シャドウ(GM):「待ちなさい。私は誰にも渡さない。私がここで、ずっと守ってあげるんだから!」

ローザ:「……一体、何から守ってるつもりなの?」

昭人:「守ってあげる、か。彼女、ここにいたらレネゲイドとかで危険だと思うけど」

千枝シャドウ(GM):「ふん、ソッチの方がずっとマシよ」 吐き捨てるように。

千枝(GM):「私、帰らない……帰りたくない。また……またあの視線に晒されるなんて、私、耐えられない……!」

千枝シャドウ(GM):「そうよ、言ってやりなさい、私」

千枝(GM):「昔は、ただ走ってるだけで楽しかった。風になったみたいで、どこまでも行ける気がして……。

 なのに、今は! みんなが言うの、口を揃えて、タイムが、タイムがって! みんな私の記録しか見てくれない!

 誰かの期待なんて、もううんざりなの! 期待してくる人たちも、それに応えられない自分も、もう嫌なの!」

ローザ:「……っ」

千枝(GM):「誰も……誰も本当の私を見てくれないなら……あんな世界、私はいらないっ!!!」

千枝シャドウ(GM):「そうよ。誰かと一緒にいても、期待されて辛いだけ。だから私は、私が守ってあげるの。誰の手も届かない、この城の中で!」

ローザ:「……あんた、バカだよ」 ぼそり

昭人:「……ローザさん?」

ローザ:「そんな目でしか見られない奴、こっちから願い下げだよ! でもね!

 誰かと一緒にいなきゃ。本当の自分を見てくれる人なんて、絶対に現れないよ!」

 里村千枝さんに「◯親近感/嫌悪」でロイスを取ります!

GM:ほう(にやり)


 実はこの後のミドル戦闘には、ロイスを利用したギミックが盛り込まれている。ここでローザが千枝にロイスを取得するというのは、GMにとって非常に美味しい展開であった。


昭人:「君は世界が怖いんだと思う。実際、君を傷つけてきたんだろうね……でもさ。君を思って、心配してくれた人がいたんだよ。

 陽介は、君を心配して俺たちに相談してきてくれた。陽介との約束なんだ……君たちがなんと言おうと、君を助けるよ。

 ……助けた責任は、取るつもりだ」

 こちらも千枝にロイスを結ぼう。「◯庇護/隔意」で。

千枝シャドウ(GM):「黙れ、黙れ! 口でならなんとでも言える! 私は! 絶対に! あんな世界に帰しはしないっ!」

GM:では、戦闘開始の前にシステムアナウンスだ。

 現在、里村千枝は、心を閉ざした状態にある。このままシャドウを打倒しても、彼女を連れ戻すのは難しいだろう。

 具体的には、千枝シャドウが持つEロイス「囚人の鳥籠」の効果に千枝を指定している状態だ。

 そこで、ミドル戦闘中にメジャーで交渉判定(難易度15)を行ない、千枝の心を開くことで「囚人の鳥籠」を解除してもらおうと思う。

 千枝シャドウと戦闘を行ないつつ、上手いこと千枝本人を説得してあげてほしい。説得せずに戦闘終了すると経験点が下がります。

 ちなみに、千枝シャドウはそんなに強くないです。普通に殴ってるとあっという間に落ちると思います。

昭人:ふむ。交渉判定ね。

ローザ:交渉かー。

GM:で、問題の交渉判定の難易度なのですが。ちょっと変更が入ります。

 具体的には、「千枝にロイスを取得している」PCの場合、難易度が15ではなく5に変更になりますね。

昭人:それは朗報だ。

ローザ:勢いで取っちゃったけどいい選択だった(笑)

GM:今回はそういう趣向で行こうかなってね。ナイスプレイでした。

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