第5話:メインプレイ:ミドル1

GM:続いてミドルに突入しよう。二人とも登場で。

昭人:シーンイン! 1点上昇、35%!

ローザ:シーンイン! 1点上昇、43%!

昭人:やっすい(笑)

ローザ:久しぶりの低燃費!

GM:というわけで、ミドルの情報収集だ。


▼情報収集「春日恭二について」

 難易度……情報:UGN 7、情報:FH 6


ローザ:じゃあ、こっちが先に挑戦してみるねー。

 「コネ:UGN幹部」も使って(コロコロ)達成値11!

GM:成功ですね。

昭人:出目が全部5以上か、いい出目。

GM:では情報を公開しますね。


●情報「春日恭二について」

 N市近辺での度重なる敗走に心疲れ、邪魔者のいない新天地を求めてブルーフロントに潜伏中。

 どうやら複数のセルと連絡を取り合い、何かを企んでいるらしい。

 情報項目「春日恭二の計画について」を開示。


ローザ:精神的な疲労でこっちにきたのね(笑)

昭人:仕方ないね。基本、負け続きだからね。


▼情報項目「春日恭二の計画について」

 難易度……情報:UGN 8、情報:FH 6


昭人:ではせっかくの低侵食なんだ、使わせてもらおう! 《原初の赤:生き字引》を宣言!

 技能は情報:FHで……(コロコロ)達成値16!

GM:素晴らしい。

ローザ:さすが!

GM:というわけで、春日恭二の計画についての情報を公開だ。


●情報「春日恭二の計画について」

 複数の弱小セルを煽動し、重要施設を一気に制圧、ブルーフロントを支配しようとしている模様。

 襲撃される予定の重要施設は「浄水場」、「発電所」、「港湾区」の三ヶ所。


GM:さて、情報が公開されたので、今後のミドルの流れについてアナウンスだ。

 これからのミドル、PC達には、襲撃される三ヶ所の防衛に回ってもらうことになる。

 各所の防衛ごとにシーンが発生するので、そこで判定や戦闘をクリアしていってもらおう。

 各シーンにどれだけ人員を割くかはPCの任意だ。NPC含め全員で防衛に回ってもいいし、PC単独で挑んで登場シーンを節約してもよい。

 各防衛シーンでどのような能力が必要になるかは、シーンを改めて調べていってもらいましょう。

昭人:なるほど。では軽くロールプレイをば。

 カタカタカタと高速でタイピングしながら、パソコンの画面とにらめっこしている。

「……よし。春日恭二……だったっけ? 彼の計画をハッキングしてみたよ」

紅(GM):「すごーい! はやーい! まるでノイマンみたいだね!」

揚羽(GM):「ハッキングですと……!? それ、ウチの仕事……」

ローザ:「すごいっスね。ノイマンでもないのに、すごいっス」

昭人:そう、今の昭人の操作速度、演算能力はノイマン……快人(怪盗ジョーカー)のものと類似している。

「……揚羽や快人の手際を見てきたからね。“何となく”出来るって確信があって」

紅(GM):「かぁっこいい~! まるでエリートスパイみたいだね!」

ローザ:「むう……」

昭人:「いえ、緋蜂さんほどじゃないですよ」

紅(GM):「はっ、いけない!」 アルミホイルで顔を隠す!

昭人:「と言っても、そう何度も真似は出来ないけど……って、緋蜂さん?」

紅(GM):「私、鉄の女だから! 褒めても何も出ないよ!」

昭人:「いや……別に褒賞なんていりませんけど……」

紅(GM):「うーん、でもせっかく頑張ってくれたんだしなあ……そうだ、それじゃあ……!

 頑張ったね! 偉い偉い!」 ナデナデ

 背伸びして昭人を撫でます!

昭人:「あ、ありがとう……ございます」 驚きつつ満更でもない表情。

ローザ:ぷるぷる震えながら、羨ましそうな目で桜華さんを見ています(笑)

昭人:「いや、ローザさん。そんな目で俺を見られても……。

 ほら、まだ調べることは多いし。ローザさんも頑張ろう?」

ローザ:「な、なんでもないっスよ……頑張るっス」

紅(GM):「私も負けてられないね! なんたってエリートスパ……スパーリング名人なんだから!」

昭人:「肩書きが増えていってますけど、大丈夫ですか」

ローザ:ふっと冷静になり、紅さんを見つめる。

(なんだろう? 何か、決定的なものが足りてない。そんな気がする……)

GM:では次のシーンに行こうか。

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