第1話:メインプレイ:エンディング4
GM:では次、二人の合同エンディングだ。回復のため入院していた陽介の、回復祝いのシーンを想定している。
ローザ;はっ、ならカラオケに行きたいです……!
GM:ふふふ、偶然にも、GMが用意していたシーンもカラオケシーンだったのだ(ガッツポ)
ローザ:やったー!
GM:ではお二人ともシーンインをお願いするよ。
ローザ:ダイナミックシーンエントリー!(謎)
昭人:エントリィィィイイイ!(乗っかった)
GM:では……行方不明者として警察に保護された陽介は、衰弱のため、大事を取って数日ほど入院していた。
ちなみに陽介は事件については「何も覚えていない」と証言している。
陽介の良きクラスメイトである君たちは、そんな彼の退院を歓迎すべく、カラオケボックスに集まって陽介を呼び出した。そんなシーンだ。
ちなみにカラオケの発案者、PCにしとく?
昭人:ローザとかいいんじゃないかな?
ローザ:いいよー!
GM:OK、ではそのように。
一般生徒(GM):「手筈どおり、誰も陽介に詳細は伝えてないな? こういうのはドッキリが基本だからな!」
ローザ:「もちろんっス! ドアが開いたらクラッカーの一斉射撃っス!」
一般生徒(GM):「隊長! クラッカー部隊、配置につきました! いつでも一斉射撃が可能であります!」
ローザ:「よし。クラッカーと共によーすけさんへの声がけを忘れるなっス!」
一般生徒(GM):「「「ラジャー、マム!」」」
昭人:「了解」
ローザ:「見てて下さいっス、紅さん。今、とってもスパイしてるっス……!」
昭人:(これはスパイのする事じゃないと思う……)
GM:そして、ついに陽介がやって来る。
ローザ、最初の掛け声は任せるよ。派手に決めてくれ。
ローザ:「よーすけさん、退院おめでとっス!」
一般生徒(GM):「「「陽介、退院おめでとー!」」」 クラッカーパパパパァン!
昭人:「おめでとう、陽介」 クラッカーパァン!
陽介(GM):「おわぁ!? な、なんだよお前ら、こんなこと考えてたのかよ!」
昭人:「発案は、この方です」
ローザ:「びっくりしたっスか? みんな、声かけたら我も我もと寄ってきてくれたっス!」
昭人:「成功してよかったね、茨木さん」
陽介(GM):「お前ら……俺、俺……っ!」
GM:陽介は目頭を押さえて感激しているね。
陽介(GM):「ったくお前ら、こういうのは俺の専売特許だっつーの。でも、ありがとな」
ローザ:「ふふ。どーいたしましてっスよ!」
昭人:「どういたしまして。調子が悪くなさそうで安心したよ」
陽介(GM):「おかげさまでな。まあ、怪我は《リザレクト》で勝手に治っちまうし」
GM:あ、レネゲイドに関する知識は、揚羽が陽介に叩き込んであります。
昭人:「まあ、それは確かにそうだね」
陽介(GM):「俺さ、転校してきてからずっと、周りに受け入れられてるか不安だったけど……でも、いらねー心配だったみてーだ」
ローザ:「不安にならなくていいっス。そう教えてくれたのは、よーすけさんっスよ?」
昭人:「だね。これは陽介の努力の賜物だよ」
陽介(GM):「へへっ、今はもう、そんな不安なんて吹っ飛んじまったさ。みんな、いい奴らばっかりだ。
俺の居場所は、最初からちゃんとあったんだなって、今ならわかる。俺が勝手にびびってただけなんだ」
昭人:「不安になるのは仕方ないよ。普段からこうして目に見えるものじゃないからさ。
ローザ:「この絆を、この日常を、大切にするっスよ?」
陽介(GM):「だな。見えなくても、絆ってのはちゃんとあるんだよな。俺と……お前らみたいにさ」
昭人:「だね。これからもよろしくね、陽介」
陽介(GM):「おう、よろしくな! お前らは、大切な、俺の友達だ。
っしゃー! 俺にも歌わせろー!」
GM:照れ隠しにそう叫び、クラスメイトに突撃する陽介。その顔は晴れやかに笑っている。その光景は紛れもなく、君たちが守ったかけがえのない「日常」そのものであった。
という感じで、このシーンは終了だ。
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