小さなバイクが大好きな作者様が、丁寧に紡ぎだす絹のような作品。その専門知識には圧倒されます。時系列が前後しながら話が進むので、「ああ。この伏線がここで回収されるんだ」って、感動します。私は主人公とほぼ同年代、じっくりと噛みしめながら読み進めるのが大好きです。