三日月とお茶会

宝箱で白薔薇とともに熟した古い記憶にはママレードが合うでしょう。

甘くも爽やかなそれを記憶の奥底へたっぷりと溶かしたら、

薬指にはめる宝物も落として一気に飲み干してしまいなさい。

酔いが覚めないように、

今夜だけは笑顔が絶えないお喋りな三日月が話し相手になりましょう。

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