第110話 異世界転移ばぶー。
「お坊ちゃま。本当におんぶでよろしいのですか?
「ぶーでちゅ!」
(22歳でベビーカーは恥ずかしいでちゅ!)
アゲ玉の子孫もいたでちゅ…。って、なんで成体じゃないんでちゅ!
「あんた。うちの牧場に何かようか?」
牛獣人の青年が話しかけてくる。
「はい。お坊ちゃまが、ここで買いたいものがあるので、お願いします。」
「そうか、なら、こっちに来てくれ。お茶用意するから。」
書類が大量に積まれたデスクのある事務所に通され、香りのよい緑茶がだされる。
「ばぶ。」
「つかぬことをお聞きしますが、ハーナ様、ナーナ様の子孫でしょうか?」
「ははは。ここいらの牛獣人はみんな繋がってるさ。なんせ英雄の血だからな。で、何が必要なんだい?坊ちゃま。」
「ばぶ。」
「鶏と豚のエサを、量は見てから相談します。」
「はいよ。ここに1袋づつあるが、どうする?」
マジックバックのジャングルにある鶏の領土と豚の領土に餌をばら撒くが、警戒してか、どちらも食べに来ない。
「ばぶ。」
「
「はいよ。それなら、こっちに来な。」
ついていくと、若い動物のみ飼育している小屋に通される。
ばら撒いた餌の周辺に、
ジャングルに生息していた
入れ替わりでジャングルに生息していた
しばらくすると、仲良く餌を食べ始める。
良かったでちゅ。
「ばぶ。」
「今の、
「いやいや!あんた、今何したんだよ!」
「でちゅ。」
「気にしたら、負けでございます。」
「はいそうですか。いやいやいや!俺んとこの動物の命をもて遊んだら、ゆるさねーぞ!」
マジックバックから出し入れして、飼育していることを証明したでちゅ。
「すげぇな~。お前、伝説のスキヤキ様と同じことができるんだな。」
「(本人)でちゅ!」
ハーナとナーナの子孫も幸せそうで良かったでちゅ!
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