第1073話 ラブリ

 ビーチで戯れるような鮮やかなピンクの水着に腰にパレオを巻いているだけだ。

 大きなサングラスを頭に乗せていた。

 このまま浜辺でバカンスでも楽しむみたいな格好だ。


「ねぇ、私も連れてってよ! オジさん」

 彼女はルーに向かって手を振った。

 よく見ると見覚えがあった。


「あ、彼女は…、ラブリ!!」

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