第1012話 ロック~~❗

 父親と並んで廊下を歩いていると視界の片隅に少女の後ろ姿が映った。

 長い銀髪の少女だ。


「ま、まさか……?」


 少女はエレベーターに乗り、ゆっくりと振り返った。


「あ!!」

 ボクは思わず、その少女の顔を見て声を上げた。


「ま、まさかッ、ロック~~❗」

 エレベーターのドアが閉まっていった。

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