第996話 《ドォォ~~ーーン❗》

 リナがタクシーの支払いを済ませ、オフィスビル街へ向かった。


 その時、『Xゲート』のあるビルの四階でキラめくような光が走った。

 『ドォォ~~~ーーン❗』


 轟音が響き、四階部分が爆発した。

 凄まじい勢いで窓ガラスが吹き飛んだ。


「うッ!!」

 咄嗟にボクはリナの身体をかばって、ビルの庇の下のアスファルトへ転がった。


「キャ~~ーー!!」

 リナが悲鳴を上げた。

 マンションが大きく揺れた。



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