第801話 《青き薔薇》を

 アンジェラはボクの頬から耳へと唇を這わせ囁きかけた。

『私たちは、しょせん実験用の試作品プロトタイプに過ぎないの』

「えェ……」

 実験用……。

 いったい何の……!?


『《青き薔薇》を咲かせるためよ!』

 

 青き薔薇……!?


 それは、決して自然界には存在しない……

 【奇跡のバラ】




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