第799話

「なッ、ンだって………!!」

 思わずオレは大きな声を立てそうになった。


 だが咄嗟にアンジェラは手でオレの口を塞いだ。

『ダメよ!! 声を出しちゃ❗❗』

 耳許で囁いた。

 ヤバい。

 盗聴されている事をすっかり忘れていた。

「あ~ン、龍児! もっと私を愛して……」

 アンジェラは身体をくねらせて派手な演技をした。






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