第515話

「ずい分とメンバーが世話になったようだな」

 ボクたちの背後から赤い蜘蛛のヤンキーが迫っていた。


「別にィ……、そっちから仕掛けて来たンだろ。振りかかった火の粉を振り払っただけさ……❗❗❗」

「フフ…、痛い目に遭いたくなかったらなさい❗❗」

 真神はアリスに手招きをした。

「な、何ィ……、ッざけンなよ~! 

 セイラを殺したクセに~~!!」

 アリスは喧嘩腰だ。


「セイラを殺したのはオレたちじゃないって言ってンだろう。

 ただメンバーが暴走した可能性は否定できないが、ねぇ~……❗❗」


「な……❗❗」


「どうする。真神!! ここで決着カタを着ける気かァ~ー❗❗」

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