第436話 

 何しろ、昼間の街中だ。


 一方通行で車も人通りもまばらだった。

 それでも時折り通りかかった通行人たちが、ボクとアリスの真剣な闘いに驚愕していた。


「ちょっ、アリス、ゴメン。

 落ち着いてくれェ…❗❗❗」


「るッせ~、馴れ馴れしくアリスって、呼ぶンじゃねぇ~~~❗❗❗」

 アリスが睨んで構えた。


「わ、悪かったって…、キスして!」

「るッせ~❗❗❗」


「でも……、わざとじゃないンだよ。お願いだから抑えてくれよ」

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