第349話 どこから壊してあげましょうか

 隣りのオバさんの家の壁だ。


「おいおい、あとで、弁償しておけよな~ー❗❗❗」

 ボクは真神に向かって怒鳴った。


「フ、アリスも粉々にされたくなかったら、大人しく俺たちに従え❗❗❗」

 真神は不敵に笑い、飛び散った壁の破片を踏み潰した。

 グシャッと音を立てて粉微塵になった。


 砂煙が舞う中、不似合いなSMの女王の格好をしたビーナスが不敵に微笑んでいた。


「ホ~ホホ、アリスちゃん❓

 どこから壊してあげましょうか」


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