第345話 銀髪の美少女

 ボクの拳に何とも言えない嫌な感覚が残った。

 だが、これで影を全て打ち倒した。

 残るは、真神ひとりだけだ。


 しかし彼は、全く動じる事無く黒い車に歩み寄った。

 音もなくドアが開いていった。

 車に残っていた影が動いた。


「ン…、まだいたのか…😓💦💦」

 ボクの言葉にアリスが頷いた。表情が硬い。

 ゆっくりと開かれたドアから降りてきたのは、銀色に輝く長い髪の美少女だった。


「え…😲💦💦」

 ボクは呆然と銀髪の美少女を見詰めた。

「サラ……」

 そう、その美少女は《サラ》にそっくりだった。

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