第67話:待てよ。アリス

 あんな格好で外を歩いていたら、絶対に不審者として捕まる。


 そうなれば、警察になんて説明すれば良いんだ。


『ボクからボクてに《セクシードール》が送られて来ましてキスをしたら動き出したンですよ~……ハッハハ…😅💦💦』

 果たして、そんな事を言って許してくれるのか。

 いや、そんなバカな話し誰も信じないだろう。


 急いで階段を降り、玄関を見るとアリスがドアを開け、出ていく後ろ姿が見えた。


「ま、待てよ……❗❗ アリス」

 ボクは、慌てて追い掛けようとした。


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