第70話 【創作論】筆が乗る時

なろう系、多作テンプレ作家さんの作品読んでると、よく誤字脱字や誤変換がそのままになってることってありますよね


アップする前に推敲しろよって思うんですけど、とはいえ、何か書いてて筆が乗る時って、頭の中で考えるのにキーボードを打つ指の動きが追いつかないこと、ありませんか?


もっと言えば、頭の中にもやっと思いついたことを文章にしようとする時、無意識に頭の中でもキーボードを打ってて、そのスピードで思考に制限リミットがかかっていませんか?


本当はもっと早く「言葉」にできるはずなのに、キーボードを打つスピードに合わせて速度制限がかかってしまって、そのせいでアイデアの欠片がポロポロこぼれ落ちてしまって、文章化できたときには、本来頭の中にあったはずの完成形からは、ずいぶん程遠い不完全なものに成り下がっている……


整形し直そうとしても、もうこぼれ落ちた欠片がどんなカタチだったかは思い出せなくて歯痒い思いをする……そんなこと、ありませんか?


たぶん普段から誤変換やタイプミスは無視して、速度重視で書く訓練、それが大事なのかな、と


で、お茶を一杯飲んでから推敲を兼ねてミスタイプも直していって


その時に、さっきまで自分が考えていたことの欠片を忘れていなければいいのですけれど



ま、ある程度の誤字、脱字、誤変換は仕方ないとして、明らかに遂行してないなってままアップするのは、やっぱりどうかと思いますけれど

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