面白すぎる。ただその一言。息を飲むような描写と戦い、人の心の動きに、夢中です。
歴史小説好きは勿論、そうでない方にも読み応え抜群です。ファンタジーは、やはり骨組みがしっかりしていないと、空疎なものになり、つまらないと感じてしまいますが、この作品においてその心配はありません。…続きを読む
たとえるならセピア色。けれどけして美しい過去の青春を物語る色ではなく、古い歴史書の一葉の色であり、夜を迎える空の色であり、薄く乾いた血の色なのでしょう。ウラガーンとはパトリアエなる国家を翻弄す…続きを読む
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