設定資料⑩「コルド皇帝」

 作中でおそらくもっともゲスに書かれた男である。執念のみでシュタントを落とすことを考え、遠征に失敗するたびに、軍事費が重くのしかかり、住民に重税を課すのである。

 そして奥さんのカトリーナの浪費がさらに国庫に負担を与える。もちろん彼女のイメージはマリーアントワネットといいたいところだが、ロシアのエカチュリーナ2世なんだよなぁと思って改めて今エカチュリーナ調べたら結構有能じゃん。

 なんかすごい悪女のイメージだったのに。


 本当はコルド皇帝は奥さん大好きだったのに、ベベルに惑わされて、その後はベベルの導きで良王になっていくのである。皮肉だなぁ。

 ちなみにかたくなにコルド皇帝の命に従わなかった勇者コロナは騎士として本当にダメな奴だと思う。

 ストーリー的には、コルド皇帝には何らかの報いが必要だが、この話に勧善懲悪の要素は一切ないので、コルド皇帝はたぶんずっとこのままです。

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