第2話

今日僕は昼に屋上で弁当を食べていた。

生憎人はいない…はずだった。

なぜか隣には彼女がいる。

本当に謎だ。

「へ〜君こんな弁当作れるんだ

意外と家庭的だね」

揶揄うようにそう言うとまた笑った。

彼女が僕に話掛けて来る度僕の心臓は速くなる。

「あ、うん

えっと何か食べる…?」

「いらないけど」

「そ、そっか…」

少し傷ついた。

なぜ彼女は浮いているのだろうか。

学校ではほぼ僕とだけ会話をする。

「ねぇ君は…」

そう言いかけた時彼女はいなかった。

居なくなるのも早い。

僕は彼女が少し怖かった。

弁当を食べた後僕はトイレで用を足し

トイレを出るとなぜか彼女が立って居た。

「えっと…ここ男子トイレだけど…」

「知ってるけど」

「なんで男子トイレの入り口に?」

「ひみつ」

やっぱり謎だ。

彼女の正体を知る日が来るのだろうか。

僕はそう考えながら今日を終えた。

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