[完]儚くも永遠の愛の旋律

☆タイトル「儚くも永遠の愛の旋律」


☆作者名「多風 つも花」


☆作品リンク

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883616025


☆あらすじ(原作より引用)

ジャズピアニストのレオンとシャンソン歌手アンナはライブハウスで出会い、やがて命を燃やすように、深く愛し合う。しかし、アンナはすでに結婚しており、そのことで二人の運命は、予期せぬ方向へと向かっていく。

どんなに過酷な状況でも愛し信じ合う二人だが、果たして二人の運命に待ち受けるものは・・・。

女子学生のアーニャ、アンナの夫フランク、レオンの妹サラの運命は、レオンとアンナとやがて交錯する。純愛とは何か?幸せとは?そんなことを問いかける作品です。

純粋な愛、愛し合うことの美しさ、感動を描きたいと思っています。




☆作者評

素晴らしいと思ったのは小説において難しいと思われる音色や音楽の描写。あらすじにあるように音楽が絡んでくる物語なのだが、作中に出てくる文を読むだけで私にはその音色が想像出来てしまう。音楽に携わった人は是非、その音色を読んで頭の中で奏でてみてほしい。

背景描写などもきちんとされている。特に気に入ったのは花の描写。作中に出てくる花やそれに関連した描写が、読むだけで頭の中で想像出来る。若干地の文に過去形が多用されているのが少し気にはなるけれど。

読んでまず思うのは一話のボリュームが多い。人によっては読みにくさを覚えるかもしれないけれど、どうかその読みにくさを堪えてストーリーを読み進めてほしい

惜しいのは一部の文法。基本的に三人称の視点で話が進んでいくが、時折登場人物の思っていることが一人称で地の文に出てくる。ここを()でまとめるなり、改行を活かすなりして区別するようにするといいと思う。また、一話の文字数が多く改行も少ないため、ここを工夫すると恋愛ジャンルを好む多くの読者に見ていただけるのでは、とも思う。ここは非常におしいところ。

あと、もう一つ。途中からいきなり一人称になったりまた三人称に戻ったり。ここは人称の統一をしたり、誰視点なのかを明記することでもう少し読みやすくなるのでは、と思う。実におしい。

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