第192話「生徒会長(ぼっち)VS生徒会長(ペッタンコ)」



「お待たせしました♪ ご注文のアイスティーとアイスコーヒーです。そこそこに、ごゆっくりどうぞ~♪」


(コイツ、いつも別の女連れてるな……)


「はい、姉ヶ崎……セ・ン・パ・イの注文したアイスティーですよぉ~」

「まぁ、このぼっちってば先輩を敬うことさえもロクにできないのですわね。なんて、嘆かわしい……この程度の人間がまとめる生徒会もたかが知れると言うものですわ」

「まぁ、この程度の人間が生徒会長になれるって言うことは、ウチの学校の生徒会もその程度ってことだな? つまり、逆説的に前生徒会長も大したことがないと……?」

「失礼ですわね!? 安藤くん、この私が貴方程度の人間と比べられるなんて我慢なりませんわ!」

「失礼なのはどっちだよ! 先輩だからって張る胸も無いくせに威張りやがって!」

「ムキィイイイイイイ!? あああ、貴方今なんて言いましたの……? 胸ならちゃんとここに立派なのがあるでしょう!」 パットーン! ← 立派な胸

「うるせぇえ! そんなセリフはまずその何重にも重ねた拘束具胸パッドを外してから言えってんだよ! 多分、それ全部外したら俺の方が胸囲あるからな!」

「んなななななな……そんなことあるわけ無いですわ! 貴方バカなんですの!? 今のはセクハラですわよ! 出るとこ出てもいいのですわね!?」

「何が出るとこだよ! 何処も『出て』ねぇだろうが!  悔しかったら、見せてみろってんだ!」

「コォオオオオオオオオオオロォオオオオオオオオオスゥウウウウウウウ!!!!」


(いいですわ! こうなったら実際に――)


「あのぉ~……お・客・様ぁ~?」


「「――っ!?」」


「 だ・ま・れ♪ 」


「「はい、すみません……」」


「では、お静かにどうぞ~♪」


(痴話ケンカに見せかけてイチャ付いてんじゃねェエ! う、うぅ……私だって、いつかは素敵な彼氏見つけてアレよりも酷い痴話ケンカしてやるんだからな!)



「「「…………」」」 シーン


(((何……今の?)))


「ねぇ、朝倉さん……距離がある所為で、声は上手く聞き取れなかったけど、あの二人なんか凄い剣幕で言い合っていたわね……」

「ねぇ、サクラ……私の聞き間違いじゃなければ、途中で安藤くんが、かーなーり、不穏なセリフを履いていた気がするよ~?」


(サクラ、今の光景見て大丈夫かなー?)


(朝倉さん、今の気にしてるんじゃ……)


「どうやら……あの様子を見た感じだと、安藤くんの浮気は無さそうね!」 スカーン! 


「「あれぇえー、逆に安心してる!?」」


「え、二人とも何を驚いているの……?」

「いやいや、サクラ! これは安心している状況じゃないよー?」

「朝倉さん、そうよ! だって、安藤くんが私達に隠れて元生徒会長と密会していたのよ? なのに何を安心しきっているの!」

「えっと……それが、一体どうして安心できないのかしら?」

「サクラ、それ本気で言っているの!? はぁー……いい? あの安藤くんが私達に黙って姉ヶ崎先輩に会っているってことはねー? つまり、安藤くんには姉ヶ崎先輩と合っている事を隠したがる理由があるってことなんだよー?」

「朝倉さん、それだけじゃないわ……さっきの安藤くんと会長のケンカを良く思い出してみなさい。さっきのケンカで安藤くんは会長のことを年上の先輩にも関わらず、かなり砕けた話し方をしていたわ! つまり、それは安藤くんが無意識にも会長へ、心を開いている何よりの証拠……あの『ぼっち』で簡単には人に心を開かないイージスハートの安藤くんが、私達の知らないうちに他の女性へここまで心を開いている事が何よりの問題なのよ!」


(だって、今まで安藤くんが女性相手にあんな口調で話せる相手と言ったら……まず『私』しかいなかったわ。

 安藤くんは男子相手には結構口が悪いけど、女子には基本的に丁寧な言葉遣いなのよね。一部例外として『妹ちゃん』とかもある程度砕けているけど、それは家族だから当然。

 だからこそ、女子相手に安藤くんが口悪くなるのは珍しい! だって、私でさえ安藤くんが砕けて話してくるようになるまで半年くらいかかったのよ? それなのに、会長は安藤くんと知り合ってまだ一ヶ月くらいしか経過してないはずなのに、もうあの砕け方っておかしいでしょ!?)


「うーん、そうかしら? 確かに二人の言う事も分かるのだけど……でも、

 私は安藤くんを信じるわ!」 


(正直、姉ヶ崎先輩なら巨乳でもないし【←ここ重要】私としては、そこまで不安要素ではないのよね!) スカーン!


「うぅ、サクラの心が綺麗すぎて眩しいよー」

「なんか、逆に私達の黒さが目立つわね……」


(いいわ。なら、こっちにも考えがあるわ……ね、桃井さん?)


(うん、委員長! こうなったら最後の手段だよー)


((ズバリ、現場を直接押さえる!))


「「安藤くん、ちょっと待ったぁあああああ!」」

 

「えぇええ! モモ、委員長!?」


(何で、急に安藤くんの前に飛び出して行くのよぉおおおおおおおおおお!)






【次回予告】



「皆、いつも応援してくれてありがとう! 委員長よ。

 さーて、次回の『何故かの』は?」



次回  「完璧美少女スイッチ」よろしくお願いします!



「じゃあ、いつもの『ペタリンじゃんけん』を始めるわよ! 出す手は決まった? もちろん、私は決めてるわ。じゃあ、いくわよ?


 ペタペタ・ペタりん♪  じゃん・けん・ポン♪」 



















































【チョキ】



「最近、パーを出したら負けだと思うようになってきたわ♪」


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