ココヨリトワニ

作者 玉鬘 えな

50

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★★★ Excellent!!!

天使と悪魔は望むがままに語りかけ、人間は望むがままに選択する。

生きることが幸福。
死ぬことが幸福。
生きることが不幸。
死ぬことが不幸。

生死と幸福を繋げて分類すると、この四つに分けられる。
では、果たして主人公の決断は『幸福』だったと言えるのか。

…それを他人は決めることはできない。
一つだけ言えるのは、主人公は『自分の意志で決めた』ということだけだろう。
だから彼女にとっては、きっとそれが幸せだったのだ。
だからその結末を望んだのだ。

★★★ Excellent!!!

ずっしりとした話に、考えられたオチ。
これは凄い……!

自殺をしに屋上にやって来た主人公。
そこに、天使と悪魔だと思われる男が現れた。
片方は「生きていた方がいい」と囁き、
もう一人は「死んだ方がいい」と微笑んだ。

さて、主人公の考えた決断はなんなのか。
そして、彼らの思惑は何か。
何度も読みたくなる作品です。

面白かったです!
もう一度読んで「すげー!」と呟くことにします (笑)

★★★ Excellent!!!

ちなみに私は三度読みました。
いつものことながら、オチが秀逸!!
そして説得力がある!!
よく考えたら、確かにねぇ〜……
いや、もうこれ以上はネタバレになってしまうので、あとはご自分の目でお確かめください。
そして読み終わったら、もう一度最初から読み直してみてください。
思わず「やられたー!」と叫んでしまって周囲から変な目で見られることでしょう。

★★★ Excellent!!!

 自殺を試みようとするお嬢さん、彼女のもとへ現れた天使と悪魔。
 お嬢さんは天使と悪魔の言葉を聞いて、これからの行動を決めようとする。
 天使と悪魔はそれぞれなりの助言をし、お嬢さんは自殺を思いとどまる。

 天使と悪魔の主張にはそれぞれ納得できるところがある。
 お嬢さんのこれまでとこれからを考えた助言として、双方にそれなりの根拠がある。

 だから、悪魔も含めて憎めない。

 本来重いテーマをサラッと流すように読ませる作家さんの手腕はお見事。読後感に後味悪いところは無い。

 だが、本来重いテーマだと意識すると、天使の言葉に考えさせられる。
 サラッと読んで楽しむもよし、テーマを掘り下げて考えるもよし。

 最低二種類の楽しみ方ができる作品です。