黒ヤギさん
黒ヤギさん
「そうだ、白ヤギさんにお手紙書こうっと!」カキカキ 投函~
黒ヤギさん
「白ヤギさん、お返事早くくれるとうれしいな~♪ あっ! そう言っているうちにお返事がきたぞ!」
白ヤギさんお手紙
『黒ヤギさんへ、うっかりお手紙を食べてしまいました。さっきの用事はなんでしょうか?』
黒ヤギさん
「もう! 白ヤギさんったら食いしん坊さんだな! よしっ、もう一度お手紙書いてあげよう! 今度は食べないでねってちゃんと注釈つきだ!」カキカキ 投函~
黒ヤギさん
「白ヤギさんはいい人なんだけどおっちょこちょいなところが玉に瑕だよね。あっ! お返事だ!」
白ヤギさんお手紙
『黒ヤギさんへ。本当にごめんなさい、お手紙を食べてしまいました。さっきの用事はなんでしょうか?』
黒ヤギさん
「…………」
黒ヤギさん
「…………」カキカキ トプトプ 投函~
◇ ◇ ◇
テレビリポーター
『午後のニュースです。昨夜未明、童話県童話市の住宅で白ヤギさんが死亡している状態で発見されました。県警の司法解剖の結果、食事として食べた紙から毒物が検出されており、事件性が高いことから捜査本部が設置されたとのことです。それでは次のニュースです……』
黒ヤギさんも黒ヤギさんで短気だと思うよ終わり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます