脱出ゲーム

後輩

「『美少女ハーレムからの脱出』……かぁ。胡散臭いなぁ」


後輩

「そもそも脱出してどーすんだっつーの。はぁ、ここも外れかな?」


パイセン

「いや待て後輩。あれを見てみろ」


後輩

「パイセン! え? あれってなんすか?」


パイセン

「ったく、鈍い奴だ。出口だよ。何か気がつかないか?」


後輩

「気がつくって――あっ! もしかして!!」


パイセン

「そうさ。さっきから"出てくる奴が一人も居ない"……これが何を意味しているか分かるか後輩?」


後輩

「まさか、ということは!?」


パイセン

「ああ、遂に見つけちまったようだぜ――本物の桃源郷をな!!」


後輩

「パ、パイセン!!」


パイセン

「行くぞ後輩! 美少女ハーレムが俺たちを待っている!」


後輩

「は、はい! あっ、待ってくださいよパイセン~~!」


パイセン

「ったく鈍い奴だ! 置いてくぞ早く来い!(ニヒル笑い」


後輩

「しょ、しょんな~~(とほほ顔」



 ヤンデレ系美少女ハーレムだったので二人とも刺されて死んだ



 美味しい話はそうそうない終わり

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る