ひゃく・てん!

作者 玉鬘 えな

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★★★ Excellent!!!

百人一首というともすればとっつきにくいモチーフをまさかの異世界転移にもってくるなんて!
ドタバタといろんなことに巻き込まれながらも百人一首を集めつつ、女の子として異世界日帰りライフを送る和雲の物語を読みながら、かつて習った和歌をもう一度勉強したくなりました!
(現役学生の頃このお話を読んでいたならもう少しいい点取れたかな……)

★★★ Excellent!!!

百人一首で異世界トリップという奇想天外なアイディアをひっさげてのwebコン参加作品です。

しかも旅人は現代の男子高校生なのになぜかトリップ先では女の子。
慣れない平安女子の装束にもっと慣れない自分のふくらんだ胸にどぎまぎしながら(笑)、否応なしに百人一首の札を集めるミッションをこなす羽目になります。

このアイデアを思いついたことに満場一致で拍手喝さい! 
百人一首の世界へのトリップはわくわく感てんこもり!!

作品タイトルといい、各エピソードタイトルも凝っています。


期待度百点満点!!!ですよ。ううん、もっと必要。
☆も百個、万個必要です。

★★★ Excellent!!!

時を超えて、百人一首の和歌を集めることになってしまった主人公。
現代に生きる主人公にとって、平安時代は雅でもあり、理解しがたいものでもある。

和歌というと、好き好んで読みでもしない限りは一首、二首知っていれば御の字……なジャンルではないだろうか。
百人一首かるたを持っていても坊主めくりと青冠しかしたことありません、なんて人もいる(自分のことである)。

もしかしたら和歌と聞いて尻込みする人もいるかもしれない。
そんな人にこそ読んで欲しい。
現代人の感覚と平安時代の人の感覚、その違いや或いは通ずるものが絶妙に表現されている。我々の常識では首を傾げてしまうような当時の風習なども、わかりやすく説明されているが、決して説明一辺倒にはならない。
読んでいるうちに、なるほどそういうことかと理解出来て、面白くなってくる。
今後の展開にも大いに期待したい。

★★★ Excellent!!!

なんといっても、オープニングが秀逸。
白羽の矢が頭にぶっ刺さるんです、マジで。

百人一首は平安の魔を封じた魔法陣。それらを集めることによって、現世の安寧を守るよう言い渡される、主人公。

彼、可愛い系男の子ではあるものの、れっきとした男子。にも関わらず、飛ばされる魔境では女の子になってしまうという、困った展開。

ちゃっかり膨らんだお胸に興味津々も、結果、微妙……。
かと思えば、過激な場面に立ち会い、腰砕け。

着物は動きにくいし、百人一首もあんまり詳しくないし、前情報は少ないしで、大変ったらない。しかも、スマホや鏡でいきなり転移。踏んだり蹴ったりですね。

ストーリーも面白いですし、百人一首の勉強にもなるお得な作品。
まだまだ序盤ですが、これからもっと面白くなるであろう匂いがぷんぷんします。

主人公憧れの白妙のブラウスの君に激似の少女も魔境にやって来て……。ラブな展開も予測できますが、あっ、でも、彼、こっちでは女の子か……。どうなるのでしょうか?

それにしても、転移のとき「テクマクマヤコン」と言いたくなるのは私だけでしょうか……?

おすすめの作品です。

★★★ Excellent!!!

誰もが耳にしたことがある百人一首。
この歌を全て集め、封じなければ、世に怨霊による禍が降り注ぐというーーーー

川水和雲はれっきとした男子高校生。しかし、一癖も二癖もある狸と狐により、何の因果か単装束の少女に姿を変えて、和歌を詠んでもらうために奔走する羽目に!

通い婚、事件は現場で、起きている……見えない聞こえない、あーあーあー。御帳台の裏で繰り広げられる色恋のあれやこれやにもめげず、和雲少年(身体は少女)はせっせと和歌集めに尽力するのです。全ては淡い恋心の為に!
和歌の全てが色恋に結びつくわけではないので、今後の展開が気になります。
和歌を知らない人でもすぐ読める、平安鎌倉時代の生活様式にもご着目あれ!

★★★ Excellent!!!

いきなり(実際に)白羽の矢が立つところからスタート。この始まり方からすでに期待大です。

ひょんなことからタイムトリップに巻き込まれてしまった主人公。
時代を越えて百人一首を集めなくてはならなくなった。
と言ってもその集め方は大変。何とそれぞれの読み手に直に会い、歌ってもらわねばならない。
百人全員のエピソードやら読み手を全員覚えているわけもなく、飛ばされた先でトラブルに巻き込まれながら読み手を探す。果たして帰れるのか。

……え、あの人の名前、呼んじゃダメなんですか?(汗)

★★ Very Good!!

文字どおり、白羽の矢を立てられた和雲は、とつぜん百人一首の世界に転落する。しかも『ある現象』のおまけ付きで……。
ひとことでいって、雅である。
百人一首という洗練された日本語をモチーフにして小説を書くなど、よほどの愛がなければできないだろう。
それ以前に、わかっていたはずなのだ。玉鬘えなさまも、この作品が、短編の尺に収まらないことなど。
それでも伝わってくる、執筆して投稿せずにはいられないほどの情熱が!
きっと玉鬘えなさまには、歌たちの声が聞こえているのだろう。
百人一首への愛が、作品をとおして迸っている。
すばらしいと思う。
しかし、厳しいことをいえば、やはりこの作品は短編として完結しているとはいいづらい。
和雲の思い人である女性教師、黒幕っぽい大伴黒……ごほごほ、と気になる要素がいくつか残されている。
なにより、わたしは、はやく小野小町に会いたい!(笑)
作品は面白い。でもストーリーの半ばである。
悩んだ末、わたしは星を2にした。
だが、これは減点の1ではない。
無限の期待を込めて、1を足すスペースを残しているのである。

★★★ Excellent!!!

楽しく拝見しました!

「秋の田の」の和歌の登場の仕方が、そう解釈するのか!と感心しました。
こちらは秋の歌で、持統天皇のものは夏の歌なので時系列が…と少し戸惑いましたが、最後まで読むとその違和感もなくなりました。

古典の知識も豊富で、古典の世界を結構ご存知な方なのか、そうでないとしたらもっとすごいなと思います。

CCさくらのようなテイストが上手く織り込まれていて、こういう作風とっても好きです(*^^*)
短編なのが残念なくらいです。続き書かないのかなぁ……??(横目)

ということで、☆3つ!

★★★ Excellent!!!

 百人一首は得意じゃなかったので、歌そのものには詳しくない。しかし作者さんの描写によって、知識が無くても楽しめる内容になっています。

 おどけた雰囲気とおどけた設定に、ついクスッとしてしまい、作品世界にどんどん連れて行かれます。

 和歌の世界というと、やはり貴族社会。
 和服等の描写で作品世界の空気が雅び!

 奈良・平安時代風世界へのトリップという設定は、ちょっと昔にあった女性用コミックにはしばしば見られる設定で、自分が読んだコミックを思い出し、絵柄が好みの作家の漫画で登場人物の様子を置き換えて読みました。

 ストーリーと描写のテンポがよく、とにかく楽しい。
 これからどんなストーリーが綴られるのかと、とても楽しみな作品です。