第4話 お茶目なムー

 僕らの姿が気になっていると思うから、僕の自慢のコレクションを紹介しながら話をさせてもらう。その前に。


「今日こそは……!」


 翼を広げ優雅に羽ばたこうとするムー。

 しかし、そのまま動かない……。ムーは飛べないのだ。


「ムー?またストーリーの中に入っちゃったの?朝ごはん冷めちゃうわよ」


「ごめんよ、リー。朝食を食べないと」

 リーの顔色を窺うムー。


「代わりに私たちが話す!」

 ドリーとミアとシーが同時に言葉を発した。


「僕の大事な読者様の前だからね!失礼のないように頼むよ!」


「また!空想の読者様に向かって挨拶する遊びを覚えさせて……」


 リーは困ったように笑いながら、ムーを食卓へと着かせる。

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