スキマノイカイ

作者 大久保珠恵

19

8人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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どこにでもいる一介の編集者、宇留間和可菜はある日不思議な羽とともに、奇妙な異界へと誘われる。

なんとか解放された彼女だったが、後日、幻想文学作家、兼西零と出会ったとき、その羽は更なる異界へ羽ばたく翼となる!

由緒正しい『妖魔』と、害虫のような『ケガレ』、そして、封印されし『源妖』という名の始祖妖魔――
真実が異界から漏れ始めたとき、彼らの宿敵が姿を現す!

果たして、和可菜と零の運命は――

短編の枠組みに収まらない、大型ファンタジーにも近いボリューム感が読者を圧倒する骨太な正統ファンタジーだ!

★★★ Excellent!!!

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 これは本当に短編なのか? と疑ってしまったほどの重厚感。シリアスな世界に、圧倒されながら拝読させていただきました。まるで長編現代ファンタジー小説を拝読しているかのような、醍醐味がありました。作りこまれた世界観。奇想天外なキャラクターたち。キャラクター設定やプロットの段階から、周到に準備されていたのではないかと思います。これは読まないと損です。シリアス好きにはたまらない、ファンタジー初心者でも十分に楽しめる一作です。終わり方も見事です。何故主人公がこの職種なのか、最後には納得できました。
 魅力がいっぱい詰まったこの作品を、お勧めします。

★★★ Excellent!!!

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和風の作品を探していたら、この作品にたどり着いた次第です。
“妖魔”の男性・零や“姫”の美しさと、“ケガレ”の美醜のような対比を気にして読んでいました。

「勘違い」から事件が引き起こされるというのが、他人事とは思えず、現実世界と重ねてしまいました。

最後は駆け足になってしまいましたが、長編を読んだような満足感に満たされました。