足 6
自分自身に尋ねる。
記憶を辿ると、入院中の知り合いの見舞いに行った日だった。
と、言うことはこの跡が出来てから、まだ数日しか経っていない。
靴のサイズはどう考えても男のもので、一応、自分のベランダサンダルを裏返して靴裏を確認してみたが、水抜き用の大きな丸穴が等間隔に並んでいるタイプで、この足跡にある様な細かな波模様は存在しない。
-おいおい。勘弁してくれ
恵一はポケットから1000円札とスマホを取り出した。
お
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます