63 罠と害虫
この国の王様ゼロファスと王太子カルファロは、明るい街並みを見やり驚きを露わにしていた。
それもそのはず、彼等が教会の地下に監禁されたころは、まだ照明具が普及していなかったのだ。
それ故に、王様と王子の二人は、煌々と明かりが灯る街並みに度肝を抜かれたみたいだ。
「これが異世界から来た者がもたらしたものか......邪な望みを持つのも仕方ないか......」
「いえ、父上、それは違います。何を成すかが人族にとって大切なのです。どれだけ素晴らしい薬も、使い方によっては毒に変わります。故に力を持つ者は、己を戒める必要があるのです」
「ふむ、そうじゃな。お前の言う通りじゃのう」
なに、この素晴らしき息子は......それができたら、人族とは言えないと思うんだけど......それこそ、それができる者は神と変わらないよ?
素晴らしき理想を以て王様に反論する息子は、僕の考えからすると間違いなく聖人と呼べる思考の持ち主だった。
ただ、彼の言っていることは正しいと理解できるのだけど、間違いなく誰もついていけなくなるはずだ。
ん~、こりゃ、助けたのは失敗かな? こんな理想論を掲げる人が王子だなんて、僕の方が粛清されそうだよ......
自分の過去を振り返って、少しばかり身震いする。なにしろ、僕の残忍さは自分でも認めているところなのだ。
「まあ、心配せずとも大丈夫だ」
少しばかり不安を感じ始めた僕に、ゼロファスはニヤリと笑みを見せる。
ん? なにが大丈夫なのかな? てか、顔に出てたのかな? いや、今はとにかく逃げることに集中しよう。
意味ありげな視線を向けてくるゼロファスのことが気になる。しかし、僕は直ぐに思考を切り替えた。
「セルロアさん、目的地は遠いのですか?」
「いえ、あと、もう少しです」
「おう、ガンズ家の屋敷か、久しいのう。ディバルは元気か?」
ゼロファスは目的地を察したのか、嬉しそうに笑みをこぼす。
恐らく、ガンズというのがセルロアの名字で、ディバルというのが父親かなにかなのだろう。
ただ、セルロアは気分が優れないのか、少しばかり難しい表情を見せた。
「あっ、ええ、はい」
どうしたんだろ。彼女の願いを叶えた状況なんだけど、ちっとも嬉しそうじゃないよね。
「なにか、変な感じがするわ」
「なんだ。腹が減ったのか?」
「一凛と一緒にしないでよ!」
「うぐっ......」
氷華もセルロアの態度が気に入らないのか、不審だと言わんばかりの表情を見せるのだけど、一凛の的外れな言葉で終幕した。
まあいいや、取り敢えずガンズ家の屋敷とやらに逃げ込んでから考えよう。
こうして僕等はセルロアの態度を疑問に感じつつも、街の東にあるガンズ家の屋敷へと辿り着くのだった。
僕等が辿り着いたガンズ家の屋敷とは、少しばかり街から離れた場所にあった。
というか、完全に王都から出た場所だといった方が良いだろう。
なにしろ、王都を守る障壁を越えており、周囲は麦畑ばかりの状態だったからだ。
「なんでこんなところに屋敷が?」
「確かに、違和感があるよね」
まるで王都から除け者にされたように、ぽつんと存在する大きな屋敷のを前にして、僕が疑問を口にすると、輝人も同感だったようだ。頷きながら僕に賛同してきた。
すると、ゼロファスが気を利かせたのか、その理由を話し始める。
「ああ、ガンズ家の屋敷は王都にもあるぞ。ここはな、数々の功績を称えてガンズ家に贈った領地なのだ」
「そりゃ、凄いな。名誉なことなんだろ?」
「くくくっ、快、分かってないでしょ?」
「うぐっ......ちぇっ、まあいいや、さっさと入ろうぜ。いつまでも門の前で眺めていても仕方ね~だろ!?」
説明を聞いて驚きを露わにする快なのだけど、クスクスと笑う輝人に突っ込まれて即座に話を変えた。
おそらく図星だったのだろう。その気持ちは僕にも分かるような気がする。
僕は快に同情しつつも、大きな門を抜けて屋敷の敷地へと脚を踏み入れる。
すると、どういう仕組みなのか、僕等が入った途端に巨大な扉が勝手に閉まり始めた。
「ん? 自動ドア?」
「分からない。でも、いまや自動ドアがあってもおかしくなさそうだね」
確かに、答えてくる輝人の言う通り、大勢の地球人がこの世界に入り込んでいるのだ。自動ドアぐらいで驚くのも滑稽な話かもしれない。
ただ、巨大な門が閉まったことで、まるで東京ドームくらいありそうな敷地に、意図して閉じ込められてしまったように思えた。
というのも、敷地の外周には十メートルを超える障壁がそびえ立ち、その障壁といい、正面に見える建物といい、屋敷というりも堅牢な要塞に思える造りだからだ。
「なんか、要塞に立ち向かう敵兵みたいな感じだな」
まさに僕が感じていたことを快が口にした。
ほんと、それだよね。それに、なんか嫌な感じ......背筋がスースーするんだけど......これって、嫌な予感ってやつ?
少しばかり嫌な予感がするのを感じつつ、まるで砦のような屋敷へと脚を進め、残り三十メートルといったところだった。僕の腕に縋りついている愛菜が、突如として脚を止めた。
「えっ!? どうして?」
「どうしたの? 何かあったの?」
彼女は遠見で周囲か建物を調べていたのだろう。僕の腕にしがみ付いていたのも、視線を遠くに向けるためだと思う。
そんな彼女は、瞼を閉じたまま僕の問いに答える。
「見えないんです」
「なにが? なにが見えないの?」
「建物の中です」
「えっ!? 愛菜の遠見で見えないって......どういうこと?」
「屋敷の中が真っ黒なんです。真っ暗じゃなくて、ただただ黒いんです」
「拙いわ。嵌められたわよ。やっぱり......その女に騙されたのよ」
愛菜が瞼を見開いて僕を見上げてきた途端だった。セルロアに鋭い視線を向けた氷華が警笛を鳴らした。
ずっと氷華の様子がおかしいとは思っていたのだけど、その理由がはっきりした。彼女は初めからセルロアを信用していなかった、いや、初めから怪しんでいのだろう。
「ちっ、そういうことかよ! なんか嫌な感じがしてたんだ。だいたい、上手くいきすぎだと思ったぜ」
「王様、王子、ボクの後ろに!」
「ん? どうしたんだ?」
「えっ!? な、何事ですか?」
快が透かさず槍を構えて悪態を吐くと、輝人がゼロファスとカルファロを背後に庇う。
しかし、氷華の言葉が聞こえない二人は、彼等の行動が理解できなかったようだ。慌てた様子で声をあげる。
でも、セルロアには理解できたようだ。
「申し訳ありません。仕方なかったのです」
「な、なんのことだセルロア」
力なく俯いくセルロアが謝罪の言葉を口にした。
ただ、それでも理解できなかったのだろう、ゼロファスが彼女に問いかけた。
しかし、その返事は眉間に皺を寄せた快が代弁する。
「王様、オレ等は騙されたのさ。まんまと奴らの――聖教会の罠に嵌められたんだ」
「なんだと!」
「どうしてだ! セルロア」
ゼロファスやカルファロは騙されたと知って、かなり混乱しているようだけど、僕は別のことが気になっていた。
「ねえ、この罠に何の意味があるの? 王様や王子を殺すならとっくにできたよね? こんなことをする意味が分からないんだけど。ああ、裏に聖教会が居るのは言わなくても理解できるよ」
そう、こんなことをする意味はないのだ。
王様や王子は教会の中で始末すればいいし、僕等を狙うなら方法はいくらでもある。だから、こんな手の込んだことをする意味が分からない。
しかし、どうやらセルロアも奴等に利用されているだけのようで、その理由を知らなかった。
「私にも分かりません。ただ、こうしろと言われただけです」
「セルロア、どうしてだ。なぜ、奴等に手を貸す」
悲しげに答えるセルロアに、カルファロが食って掛かる。
その様子からして、なにやら彼女に思い入れがあるのかもしれない。
「申し訳ありません。父が......父が奴らに......」
カルファロに責め立てられたセルロアは、まさに光の如き速度で土下座した。
なるほど、そういうことか。それで沈んだ様子だったんだ......
「ディバルが? そうか、人質となってるのだな。なんと卑劣な」
僕が事情を察してこれまでの様子に納得していると、ゼロファスも事情を理解したのか、怒り露わに声を大にする。
しかし、ここで高らかに叫んでも、犬の遠吠えにもならない。
なにしろ、今の僕等は籠の鳥と同じなのだ。だけど、だからと言って、現在が危機的な状況だとは思えない。
そう、僕は敷地を囲う障壁を見やり、次に要塞のような屋敷を眺め、この意味不明な罠に少しばかり呆れてしまうのだった。
さて、僕等を閉じ込めたはいいけど、どんな作戦を立てているのかな? というか、まだ僕の力を見誤っているみたいだよね。ああ、まだ全力を出してないし、それも仕方ないか。
現在の僕等はガンズ家の屋敷がある敷地に閉じ込められていた。ただ、閉じ込められたといっても、ちっともピンチだと思っていない。
だって、僕の魔法を以てすれば、障壁なんて一瞬にして灰にできるし、あんな屋敷なんて木っ端微塵にできるのだ。
「ねえ、氷華、どんな攻撃を仕掛けてくると思う?」
「えっ!? 分からないの? そんなの決まってるじゃない。こんなの初歩よ。しょ~ほ!」
「かはっ! ま、まじで? なんで分かるのさ」
この状況においても余裕しゃくしゃくだった僕は、氷華の返事を聞いて一気に消沈する。
なにしろ、僕には全然理解できないのに、彼女は恰も足し算のレベルよと言わんばかりの表情で胸を張っているからだ。
いやいや、タダのハッタリかもしれない。ここは簡単だという彼女の意見を聞かせてもらおうではないか。
「さっき、なんでこんな手の込んだことをするんだって言ってたわよね?」
「うん。全く意味不明だよ」
「何言ってるのよ。そこが鍵よ。それに、黒鵜君、現時点で全くピンチだなんて思ってないでしょ?」
「うん。楽勝だね」
「なにっ!」
「はぁ!?」
「えっ!?」
氷華の問いに答えると、ゼロファス、カルファロ、セルロアの三人が驚きを露わにする。
まあ、王様達からすれば、罠に嵌められたと聞いた時点で、タマタマをきゅ~っと持ち上げていたに違いない。
ああ、セルロアにはなかったか......てか、あったら気持ち悪いよね......というか、氷華の声は聞こえてないはずだけど......僕の言葉だけで読み取ったのかな?
「そ、其方、随分前から不思議に感じてはいたが、もしかして精霊体と話しているのか? この状況を楽勝とな?」
ああ、やっぱり、僕が誰かと会話していると気づいていたみたいだね。でも、考えが精霊体に行きつくとは、さすがは王様だ。
「精霊体? それは本当ですか? 私はてっきり不幸な病かと......」
ぬっ! 誰が不幸な病だっての。まあ、厨二の方はそうかもしれないけど......というか、このバカ王子、ぬっころしていい?ああ、ほっとけば聖教会がやってくれそうだね。自分の手を汚すまでもないか。
カルファロの物言いに不満を感じていると、一凛の笑い声が聞こえる。
「あははははは。確かに不幸な病にはかかってるよな。それも、二人も。オマケに重度だ」
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ~! 一凛、それはないよ~重度なんて......」
「誰が不幸な病なのよ! バカ一凛! 脳筋ぺちゃパイ女の癖して」
確かに一凛の言葉に嘘偽りはないのだけど、少しはオブラートに包んで欲しい。せめて、こんな面前で吹聴することではないはずだ。
氷華も僕と同意なのか、一凛にクレームを入れるのだけど、そこに含まれた毒が拙かった。怒涛の
「だだだだ、だ~れがぺちゃパイだ。氷華、お前と一緒にするなよな! この氷結オッパイ」
「ひょひょひょ、氷結オッパイ......私のどこが氷結オッパイなのよ。この筋パイ女! その胸は全て筋肉で構成されてるくせに」
「ち、ち、ちげ~~! これは、れっきとした乳だ」
「いやいや、あのさ、二人とも精霊体になって、無と言っていいほどにオッパイが無くなったよね?」
あっ、やべっ、思わず肉声に......
「はぁ? ねえ、黒鵜君、一度逝ってみる? さあ、もう一度言ってみて」
「そういや、闇の精霊様から新しい力を貰ったんだが、まだ試してなかったな。なあ、黒鵜、ちょっと実験台になってくれよ」
「うわーーーーーー! 今のは僕の言葉じゃないよ。そ、そ、空耳だよ。空耳!」
しくじった......触らぬ神に祟りなしをモットーにしてきたのに、こんなところで墓穴を掘るとは......ヤバい、最大のピンチだ。
宙で仁王立ちとなった氷華と一凛から凄まれて、僕は自分の軽口を呪いつつ、必死に誤魔化す。
なにしろ、僕にとって二人の怒りは、敵の罠よりも恐ろしいと思えるのだ。
ところが、そこで神から救いの手が差し伸べられた。
「おおっ! まさしく精霊体、初めて見たぞ。確かに文献にある通りだ」
どうやら氷華と一凛の二人が、姿や言葉を露わにしたのだろう。ゼロファスが驚きの声をあげた。
そして、ナイス! カルファロ。見事に怒りを一身に引き受けてくれた。この人って、恐ろしく空気が読めないみたいだ。
「こ、これが精霊体......でも、少し人相が悪くないですか?」
「はぁ? 何言ってるのよ。このバカ王子! さっさと聖教会に差し出そうかしら」
「あ~、もうやる気が無くなった。なあ、黒鵜、王様や王子なんて放っておいて、さっさとやるべきをと進めようぜ」
「こ、こら! カルファロ! 迂闊なことを言うでない。申し訳ない。ワシのバカ息子が――ほら、お前も謝らぬか!」
怒れる氷華と一凛を前にして、ヒューリアン国王であるゼロファスと王太子であるカルファロは、セルロアに負けず劣らずの見事な土下座を披露してくれるのだった。
氷華と一凛の怒りを買って、少しばかり話が逸れた――僕的には大いに助かったのだけど、王族の土下座謝罪が済んだところで、僕は話を本題に戻した。
「ねえ。それで敵の出方は?」
「ああ、それね。奴らは黒鵜君と真面に戦って勝てないことを理解したのよ。だから、わざわざこんな面倒な手を打ったのだと思うわ。ああ、それと王様と王子を悪魔に殺されたことにしたかったんでしょうね」
「まあ、悪魔はいいとして、僕に勝てないと悟って、なんでこうなるのさ」
氷華の説明を聞いても、僕は全く理解できなかった。
それは僕の理解力がないのではなくて、きっと、氷華の説明の仕方が悪いのだと思う。そうだよね? 間違いなくそのはずだよね?
しかし、氷華はといえば、まるで出来の悪い生徒を相手にしているかのように、ガックリと肩を落として嘆息する。
「はぁ~、ここまで言っても分からないとは......一から教育し直した方が良さそうね」
「ぬ~~~~~~っ」
あまりのいびりっぷりに、僕は思わず歯噛みをしてしまうのだけど、こういう時は一凛の方が優しかったりする。
「氷華、いい加減にしてやれよな。なあ、黒鵜、自分より強い敵と戦うならハンディを付けたいと思わないか?」
「ハンディ......まあ、自分より強いのなら、確かにそうだけど、どうやって?」
「そんなのは簡単だ。重荷を背負わせればいい。枷でもいいけどな」
「重荷? 枷? あっ......」
一凛の言葉でピンときた僕は、すかさず振り返る。
そこには、輝人に背負われた萌、ゼロファス、カルファロ、セルロアという戦いに向かない四人が居る。
セルロアに関しては近衛ではあるのだけど、僕等の戦いのことを考えれば、足手まといでしかないだろう。
「あら、それだけじゃないわよ」
やっと理解した僕に、氷華はまだ他にもあるわよと冷たい視線を向けてきた。
「えっ!? 他にも? なにっ!? これは!」
他の件について尋ねようとした時だった。僕の縦割れの瞳がヤバいものを捉えた。
そう、僕の肩を穿った時の弾丸のように思えたのだ。
「風刃! 風刃! 風刃!」
こちらに向かってくる弾丸に向かって、すぐさま風の刃を飛ばす。
「攻撃?」
「さっそくかよ!」
「うん。僕の肩を抉った奴だと思う。当たると痛いよ?」
まあ、当たると痛いでは済まされないだろう。恐らく、僕以外があれを食らえば、みんなお陀仏のはずだ。
僕が魔法を放った理由を直ぐに悟った氷華と一凛が視線を屋敷に向ける。
すると、聞き覚えのある声が毒を吐き出した。
「やはり悪魔に正攻法では太刀打ちできませんか」
そう、屋敷のバルコニーには、顔に包帯を巻いたトリニシャが立っていたのだ。
「あの嘘つき女、生きてたんだな。ちくしょう。消し炭になってりゃいいのに」
「まあ、人が死ぬのは見過ごせないけど、彼女だけは死んでくれても良かったんだけどね」
「でも、酷い火傷みたいよ?」
「自業自得だ」
「それは一理ありますね」
トリニシャの存在を目にした快、輝人、氷華、一凛、愛菜の五人が、思い思いの感想を述べる。
特に、輝人と快の二人は騙されていたこともあって、かなり毒々しい。
ただ、五人の声はトリニシャに届いていないようだ。彼女は全く反応していない。
でも、いい加減に奴らのやり方が気に入らない僕は、いつもと違って少しばかりキレ気味だった。
そう、トリニシャの耳に届くように、大声で毒を吐く。
「あのさ。僕は死神だって言ってるよね? 学習力がないのかな? まあ、この際、悪魔でもいいけどさ。それを言ってるあんた達って、ただの害虫じゃん。悪いけど、今度は逃がしたりしないよ。間違いなく駆除するからね。ああ、もちろん行先は、あの世じゃなくて奈落の底だよ」
「おおっ!」
「黒鵜でも切れるんだな」
「珍しく気合いが入ってるわね」
「まあ、病の症状が出てなかったから良しとするか」
「黒鵜さん、かっこいいです」
僕が口上を宣うと、輝人、快、氷華、一凛、愛菜の五人からパチパチと拍手が起こった。
ふふふっ、僕も時にはキメるんだよ。さあ、もっと褒めて、褒めてーーーー!
珍しく仲間から褒められて最高の気分になっているのに、トリニシャはそこで水を差した。
「悪魔の声など聞こえません。さあ、連れてきなさい」
「ん? 連れてきなさい?」
トリニシャの言動を訝しく感じる僕は、次の瞬間、氷華の言っていた他の件が何かを知ることになるのだった。
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