第二集(21話~40話)

資料を集める

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「小説を書くための資料集めで、手抜きをしてはいけない。わからないことや、モザイクで見えない所は、納得できるまで調べつくすのだ。また集めた資料は大事に、ベッド下収納や、他の本の表紙をかけて並べ、使いたいときにすぐ出せるようにしておくとよいだろう」


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■解説

 資料の収集は、小説を書くのには必要なことである。

 これはその重要なことを語っている、立派な格言と言えるだろう。


 たとえば歴史物を書こうとした時に、本当の歴史がどうなっているのか、きちんと資料を調べるべきだ。図書館に通って資料探しもいいだろう。ネット上の書き込みひとつで、時間の流れなどわかるわけがないのである。


 もちろん、設定は物語を盛り上げるためにあるものであるから、いくら資料をあつめても物語がお粗末では仕方がない。

 ただ、資料を基にした骨太の設定があることで、物語に厚みができることはまちがいないだろう。


 ちなみに、アーダルトがなぜベッドの下や、他の本に偽装して資料を隠したのかは諸説ある。

 もちろん、その資料はエロかったはずだ。しかし、彼が資料を隠す必要はなかったはずなのだ。

 なぜなら、彼は万人が認める立派なエロだったのだから。

 もしかしたら、わざわざ隠すことで背徳感を味わうというマニアックなプレイを楽しんでいたのかも知れない。


 時に偉人の考えることは、凡人には及びもつかないこともある。

 まったく流石と言うしかない。


 彼が生きていれば、きっと世界の頂点に立って我々凡人を導いていたはずである。

 この時代に彼がいないことは、世界にとって大きな損失であると、あなたも心から思っているはずだ。


 しかし、きっと未来に救いはあると信じて欲しい。

 そして時が来たら読者の皆さんも、その信じる心と共に立ちあがって欲しい。

 そう解説者も願ってやまないのである。






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