第66話紅いドラゴン
大急ぎで住み処に戻ると、生まれていた!
やったー俺は今日からパパだ!
可愛い我が子を抱き上げようとしたら殴られた。
殴ってきた彼女は俺よりも2回りでかい雌ドラゴンで一応俺の妻だ。
ドラゴン業界は雌が絶対だ。
小さい頃より叩き込まれるのだ。
俺は特に姉に地獄を見せられ逆らえない。
いてぇー抱き上げる位いいだろ?え?肉?
…、いや生まれたよって叫ぶから直ぐ帰ってきたのに…。いえ、逆らうって訳じゃないです、はい。いや、いえ口答えしようって訳じゃないんです、はい。分かりました、すぐ行ってきます。その前に、我が子の抱っこを
いえ行きます!すぐ行きます!!
住み処を飛び出した俺は南へと飛び立った。
見つけたのはゴブリン!ゴブリンはあんまり美味しくは無いがゴブリンにしては強そうで
魔力が多い。とりあえず、こいつにしてさっさと我が子を抱き上げたいのだ。
いきなり全開!
あれ?避けやがった!あの時のオーク見たいな奴だな?なんか魔力が似てる?
おりゃ!なんだなんだ!すばしっこいやつだな!あれ?いつの間にか囲まれてる?肉が増えたと思ったが手を出さず見守っている。
変な魔力の奴もいる、人族?ゴブリンやオークも一匹一緒にいてる珍しい。
あ!なんか人族の奴食ってやがる!良い香りがする。あれはまさか!!カレーだ!
絶対カレーの臭いがする!!
なんだあのカレーは?手で掴みひょいひょい口に運んでいる。俺の知ってるカレーじゃない?
てか本当に人族か?外見は子供だが…。
面白そうなやつ!アイツみたいだ!アイツは人族だったからもう居ないが、懐かしい。
俺は戦いをやめ人族の下へ舞い降りた。
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