背筋が寒くなる「奇怪」を、あなたも

 筆者さまが蒐集したという、様々なバリエーションの「怪談」の一部。どれも日常のちょっとした裏側に潜む「奇怪」で、これを読む私たちの身にいつ降りかかるともしれない。
 読後は、夜道に、テレビ画面に、何かを見てしまうような、心に障られたような気分を味わえる。訴える語り口、手ごろな長さのオムニバス形式、ということで手軽に怖い思いを感じるのにもおススメです。