スターライト・エクスプレス 

作者 鉈手ココ

17

7人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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夜の空を旅する機関車。『銀河鉄道の夜』や『銀河鉄道999』のようでもあり、それだけでわくわくしてきます。
行く先々で出会うのは、妖精や猫などと可愛らしいものだったり、地球上の生き物とはまったく違う外観の星人だったり。

星人たちのいる環境や置かれた状況を目にするうちに、心を閉ざしていた主人公の中で湧き起こる感情や想いは、やがて……
是非、彼女の旅を最後まで見届けてあげて欲しいです。

訪れる星によってガラッと世界観が変わるところも面白く、オーケストラ等の組曲にもなり得そうな、さらに、挿し絵付きでも読んでみたいと思えるような、イメージのはっきりした童話的SFファンタジーです。

個人的なお勧めになりますが、読後に、『銀河鉄道999』吹奏楽バージョン(『ジャパニーズ・グラフティ12』の最後劇場版、または樽屋雅徳さんアレンジ)を聴くのも良いですよ。
(樽屋さんアレンジはメロが微妙に違うんですが……)

★★★ Excellent!!!

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夜がそっと訪れたら、遠い星に旅立つチャンス。
列車が連れて行ってくれるなら、勇気を出してみようよ。
クロードリリってだあれ。思い出せそうだよ。

いつだってみんな自分を引きずってる。
折角の幻想の世界だって、簡単に変われないんだ。
でも、ちょっとしたきっかけで気づくことはあるよね。
夜鷹との出逢いも互いに必然で、抱えたいくらいにね。

ホノグラムや音楽が勝手に飛び出すような
すてきな絵本みたいな、可愛いお話。

★★ Very Good!!

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静かな筆致で綴られる、星間旅行。

花の星や猫の星など、温かな星や、死の星などの、冷たい星。
引きこもりだった少女は、それらを行き来するうちに、その星々は、自身をつくっているものなのだな、と気づかされる。
すべての星を巡った時、彼女は、自分の足元をしっかりと見つめられるようになるのだろうか。

これは、一人の少女が、歩き出す物語だ。

★★★ Excellent!!!

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美しく、そして次第に切なくなる物語です。

主人公、喜多川天音は、心を閉ざした少女。
死んだような彼女の世界に、星の世界から滑り込んできたのは、星々を旅する汽車に乗った、クロードリリという少女。
様々な価値観を持つ「星」たちを旅することによって、天音は次第に自分と向き合っていきます。

冷え切った少女の心にまた熱が通いだし、様々な体験を通じて自分を変えていこうとする姿は感動的です。
そして、最後の最後に明かされる秘密は衝撃。

音楽のように美しく緻密な世界は、傷ついた少女のためにリリが用意した「通過儀礼」だったのかもしれません。

切り裂くような孤独を味わったことのある方なら、深く共感するものが、きっとあるはずです。

★★ Very Good!!

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一読して分かる宮沢賢治への思いと優しい世界観。

星をめぐる旅は儚くも美しい。
ヒロイン・天音には忘れてしまった記憶があり、それを探す旅でもあるのだ。この旅が終わるとき、彼女はすこし強くなっているから。