幸せの青のお茶漬け

作者 エディ・K・C

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★★★ Excellent!!!

 作者様の文体が際立つ一作です。この「同じプロット縛り」の作品は他にも読みましたが、ここまで違った作品になっているのは初めて見ました。まず、プロットが提示されたものとは違う意味を持っていることに、驚きました。ここは作者様の力量だと思います。そして何より、夫婦の関係性が複雑ながらも綺麗に作中に納まっていて、思わず「巧い」と唸ってしまいました。題名から不気味な話を想像してしまいましたが、本当に「これが二人の幸せの形」なのだと思いました。
 文章も非常に読みやすく、作者様の文章力に脱帽です。
 短いながらも濃い作品、是非、御一読を。

★★ Very Good!!

このお話は、自主企画「一つのプロットで文体見せ合いっこ」参加作品であり、つまり、話の筋を共有しながらも、文体で個性を出してねって意図の中生まれた作品です。

企画の意図から外れず、作者の「らしさ」がとてもよく出ていて、すっかり柔らかな気持ちになってしまいました。

「青」に関わる仕掛けが施されており、思わずホホウと胸が高鳴りました。

素晴らしいです。

★★★ Excellent!!!

今でこそよく見かけるが、昔は青い器は敬遠されていたらしい。
食欲を減退させる色だからだ。そして食事が美味しく見えない……らしい。
漆器は赤。飲食店の看板の色は暖色系が多い。

さて、この話に出てくる青いものは器ではない。青い色をした「お茶漬け」である。
しかも幸せらしい。なんとアンビバレンツなタイトルか。
食欲がわくだろうか。幸せ?罰ゲームの間違いでは?
種明かしに、ニヤリとしたい人。必読です(にやり)。